【ブリュッセル福島良典】東アフリカ・ソマリア沖で今週から海賊対策に乗り出す欧州連合(EU)艦隊のフィリップ・ジョーンズ司令官(英国)は9日、ブリュッセルで記者会見し、海上自衛隊の艦船がEUの海上作戦に参加する可能性について、日本政府と協議していることを明らかにした。
EUの作戦は1年間の予定で、フランス、英国、ギリシャ、ドイツ、スペインなどが参加。平均して艦船5~6隻、哨戒機2~3機が現場に展開し、世界食糧計画(WFP)の貨物船の警護や、海賊行為の防止などを行う。
司令官は「EU部隊に参加する可能性のある(EU域外の)欧州、アフリカ、極東の国と協議している。日本はその一つだ」と述べた。
毎日新聞 2008年12月10日 東京朝刊
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