請負社員ら1,000人以上削減される大分キヤノンで、期間社員としての採用など申し入れ
ソニーが9日、従業員や非正規社員1万6,000人以上の人員の削減を発表した。
日本を覆う雇用不安の中、請負社員ら1,000人以上が削減される大分キヤノンでは10日、職を失う非正規労働者が、期間社員としての採用などを大分キヤノン本社に申し入れた。
労働組合関係者は「僕らは、きょうで終わりなんですよ。あなたたちはそれでいいかもしれないけど、どうしてくれるんですか、補償してくださいよ」と語った。
申し入れを行ったのは、大分キヤノンで働く請負社員で作る労働組合など。
10日は関係者が、大分・国東市にある大分キヤノンの本社を訪れ、申し入れ書を提出した。
申し入れ書では、現在の請負社員などを期間社員として優先的に採用することや、次の仕事が見つかるまでの間、一時的に寮を提供することなどを求めている。
会社側は、申し入れ書を受け取ったうえで、対応については、「今後、検討したい」と答えた。
大分労働局によると、大分キヤノンでは減産にともない、2009年3月までに、請負社員などおよそ1,100人の非正規労働者が職を失う見通しだという。
(12/10 11:50)