リビングワールドの砂時計シリーズ・In this timeが、6種類そろいました。
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お薦めの本:
「大きな耳」
版元にも在庫僅少「B本で可」と取り寄せてみてください。大推薦
「ジョン・ケージ」
P256からの個人史が楽しい
In this time:
星が消えてゆく時間… ¥8,400
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宇宙の塵の砂時計 ¥8,400
J.マイヨールの潜水… ¥11,550
4分33秒の砂時計 ¥11,550
New 太陽の光が… ¥12,600
太陽の光・月の光が… ¥16,800
「4分33秒」という沈黙の楽曲
In this time
”ある時間”をしめす砂時計のシリーズより
ジョン・ケージの楽曲「4分33秒」の砂時計です。
彼は20世紀を代表する音楽家であり、芸術家のひとり。
John Cage (Wikipedia)
その彼が1952年のある日、ウッドストックで新曲を発表するコンサートを開きました。
演奏はピアニストのデヴィッド・チュードア。
ケージの新しい曲を楽しみに待つ聴衆で、満席のホール。客電が落ちて、舞台にピアニストが登場。
奏者はピアノの前に座ると、開いていた蓋を閉じ(コンサートのピアノはあらかじめ蓋が開かれている)、そして4分33秒後に蓋をもとに戻して、舞台を去りました。
演奏のない、沈黙の楽曲。
それがケージの新曲だったのです。
このコンサートは大変な衝撃を呼び、以後「4分33秒」はさまざまなアーティストにカバーされています。
(冗談のような話ですがJASRACは著作料の徴収対象にしている)
いまも大きな余韻を残すこの楽曲の、いったい何が衝撃的だったのか。
演奏せずに蓋を閉じたまま動かないピアニストを前に、この日ホールに集まった人々の耳は、どんどん大きくなっていったはずです。
静まりかえった客席で
誰かが咳き込む小さな音、
会場の外からかすかに聞こえる鳥のさえずり、
ホワイエで運ばれる食器の音、
遠いクラクション、
次第にザワザワとしてくるホールの中の音。
ケージは楽曲をつくるのではなく、人々の「聴く」という体験(listening)をつくった。
ドラックを使わずに、人々の知覚を拡張した。
今すでにここにある世界に向けて、開かれた窓をつくることに、彼は成功した。
音楽が「音」を「楽しむ」ことだとしたら、
その中心は、音を出す側だけでなく、聴く側にもある。
…というか、むしろ聴くことこそ音楽だ。
雨音を楽しんでいる時、私たちの内側で音楽が生まれている。
木枠の樹種はオニグルミ。渋い色味がいい具合に混ざり合っています。
「聴くことが音楽である」というコトの本質を、最も極端な形で示したのが「4分33秒」であり、それはいまなお21世紀の音楽家を、
そして音楽家ではない私たちをも揺さぶっていると思うのです。
In this time/イン・ディス・タイム
「4分33秒」という沈黙の楽曲の演奏時間の砂時計
by ジョン・ケージ 1952年8月初演
・砂時計 W:85×D:45×H:130mm
・木枠 オニグルミ
・革シート 130mm角
・砂 砂鉄
・小さな読み物付き
・フレームデザイン monokraft(清水 徹、勝又 健)
*monokraftは家具づくりの二人組み。リビングワールドの砂時計シリーズには、彼らのフォトフレームのデザインを使わせていただいてます。(製造は別の工作所に依頼)
・価格:11,550円(本体価格11,000+消費税)
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by LW 07年10月18日