2008年12月5日(金)
嘘
人は嘘をつく。嘘をついてしまう。
それは何が作用してしまうのか、反射的に口からでまかせを言うことがある。
そういう嘘はほとんどが他愛なく、その場で笑って済ませる事が出来る程度のモノだ。
時間の洗礼を受けた宗教は、人のモラルとも繋がっているから、嘘を言うことを必ず戒めている。
しかし、カルトは違う。だからこそカルトと言われる所以なのだが、
彼らは、目的の為なら嘘を吐いても良いとしている。
それどころか、自分たちが勝手に決めた「崇高な目的」の為なら嘘を吐くことを奨励していると言っても良いくらいだ。
カルトに取り込まれている人たちは、この事に疑問も持たないし、逆に何をしても良い開放感から、
積極的に嘘を吐きまくる。
また、嘘吐き、詐欺師にしてみれば、自分の病的な性質(或いは精神病)を十二分に発揮出来るから、
カルトの組織をバックに自由自在に嘘を吐きまくる。
この嘘が組織拡大や集金能力に役に立っているうちは良いが、時としてその嘘が組織の内側で増殖してしまう場合もある。
友達が大昔カルトに取り込まれていたのをほぼ拉致状態で強制脱会させられて、
そのときのやり口が酷くて(本人談)PTSDになったとか。
脱会させた方の教会とか牧師なんかも傍で見てると充分カルト臭ぷんぷんだったぽ。
その件は本になってます。「我らの不快な隣人」
嗚呼「宗教」なんて胡散臭ぇ。
洗脳を解くには別の洗脳を施すしかない、洗脳される前の状態に戻すことは出来ない、ということでしたよね。
(キリスト教への回心にこのような表現を用いることに不快感を示す方には申し訳ありません。)
親御さんとしてみれば、カルト集団にはまっているよりは、キリスト教の信者になる方がまだ安心できるということなのでしょうが、
当事者は、逆洗脳されずに精神に異常をきたす場合もあると聞きます。
親御さん自身もキリスト教信者というわけではなく、カルトから脱会させてくれる窓口のほとんどがキリスト教会である、という理由で頼っている場合が多いのが現状です。
また、キリスト教会の立場では、このカルト集団が誤ったキリスト教の教義をベースにしていることから、「正しいキリスト教信仰」へ回心させることにより洗脳を解く、という使命を持っているようです。
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