2008年12月8日(月)
中座
「いけないことはいけない」
この使い方を誤ると、さっぱり意味が分からなくなる。
私を基準に自閉症の子供の事を考える。知恵遅れの子にも使えると思う。
施設の女の人にやたらと触りたがる。或いは近所の人を触ろうとした。
「知らない女の人を触ってはいけない!」きつく叱る必要があるだろう。
「どうして」
このとき、相手が子供、知恵遅れとあなどって、適当な言い訳で相手を納得させてはいけない。
「だって、相手の女の人はびっくりするでしょう」これでは、「いけない」の判断をこの女の人にあずけてしまっている。
こんな時こそ「いけないものは、いけない」「いけない」の判断は、あなたが背負って、あなたの責任で強くしつけなければならない。
「いけない」を判断するのは、世間でもバスの運転手さんでも、あそこのおじさんでもない。
あなたが、「いけない」を背負って、きつく教えなければならない。
これは、心理的に非常に負荷が掛かる辛いことかもしれない。
しかし、この知恵遅れの子の為に、自閉症の子の為に、恨まれることを覚悟で叱らなければならない。
藤木君は、養護学校でも優秀だったらしい。
優秀で手が掛からない良い子であったが故に、一番辛い部分のしつけがされていなかったのかもしれない。
人の気持ちが分からない自閉症の私でも、胸を押しつぶされるような気分になる。
"parenting"。
〔親の子に対する〕しつけ、親業
◆しばしば「子育て」「育児」と訳されているが、少々語弊がある。
parentingとはおしめを取り換えたり食事を与えたりといった乳幼児の世話から、行儀や作法をしつけたり人格面での教育を施したりすることまでを含めた「親業」のことである。
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