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滝上町国道で旭川の救急車が路外転落〜運転手ら4人が重軽傷
(12月10日付け)
9日午前7時45分ごろ、滝上町字滝ノ上原野8線北8番地の国道273号線で、旭川厚生病院の新生児救急車が路外逸脱。運転手が重傷を負った模様のほか、同乗していた医師と看護師あわせて3人が軽傷。救急車は道立紋別病院へ患者を迎えに行く途中だったため、患者は乗っていなかった。
現場は道の駅たきのうえから旭川方面へ5qの地点にある金光橋の近く(通称「二区」)。救急車は旭川から紋別方面へ進行中、緩やかな右カーブ手前の直線部分で道路左側に逸脱。路側帯を示す矢板などをなぎ倒しながら20mほど進み、道路から4mほど下の小川(渚滑川支流)に横転した。
この事故で、運転手の古澤久夫さん(59、旭川市2条25丁目)が頚椎損傷と鼻裂創の重傷の模様で、医師ら3人とともに旭川に搬送された。同署では詳しい事故原因について調べているが、事故当時の路面はブラックアイスバーン状態だった。
この救急車は、道立紋別病院が妊婦の転院搬送のために、旭川厚生病院に出動を依頼したもの。紋別病院によると、妊婦は出産予定日よりかなり早く陣痛が始まったため、新生児集中治療室(NICU)を持つ旭川厚生病院へのドクターカーによる転院を判断したという。
紋別病院では事故の連絡を受け、急きょ、紋別地区消防組合へ救急搬送を要請。結果として当初の搬送予定時刻に患者を乗せ、NICUを持つ遠軽厚生病院へ向けて出発し、病院到着後、無事に出産したという。
(路外の小川に転落し大破した新生児救急車=写真=)
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