2008年12月9日 19時18分更新
岡山県が今年度、配備する予定だった「消防防災ヘリコプター」の納入の時期が来年度にずれ込むことについて石井知事は、受注先の商社に対して1日も早い納入を求めるとともに、納入が遅れたことについて違約金の支払いを求めることを検討する考えを明らかにしました。
これは9日の県議会の一般質問で石井知事が明らかにしたものです。県は災害時の被災者の救助や救急患者の搬送などのために今年度、およそ18億円かけて「消防防災ヘリコプター」を配備する予定でしたが、先月、受注先の東京の商社から、納入の時期が来年の7月下旬以降に遅れるという連絡を受けたということです。
これについて、9日の県議会の一般質問で議員が県の対応をただし、石井知事は「契約どおり納入されると思っていたので極めて遺憾だ。早期の納入を強く求めたい」と述べました。
また、「消防防災ヘリコプター」は県が県民の安全を守るため、一刻も早く配備する必要があるとして今年度中の納入を決めた経緯があることから、納入の遅れは許されないとして商社に対して違約金の支払いを求めることを検討する考えを明らかにしました。