岡山放送局

2008年12月9日 19時18分更新

2人死亡の火事 原因調べる

8日夜、岡山県倉敷市で住宅1棟が全焼し、焼け跡から子ども2人の遺体が見つかった火事で、警察と消防が9日朝から現場検証を行った結果、2階建ての住宅の2階部分の焼け方が激しいことがわかり、火事の原因についてさらに詳しく調べるとともに身元の確認を進めています。

この火事は8日午後10時20分ごろ、倉敷市児島稗田町の無職、鷺原龍彦さん(65)の住宅から火が出て、木造モルタル2階建ての建物、およそ230平方メートルが全焼したものです。

焼け跡から鷺原さんの孫でこの家に住む橋本実佑ちゃん(6)と羽那ちゃん(4)の姉妹と見られる2人の遺体が見つかり、2人の41歳の父親が逃げる際に、腰や腕の骨を折る大けがをしました。

この火事で警察と消防が、9日朝からおよそ30人を出して現場検証を行った結果、2階建ての住宅の2階部分の焼け方が激しいことがわかりました。

これまでの調べで、家には、鷺原さん夫婦と子や孫のあわせて9人が住んでいて、2人の姉妹とみられる遺体は2階の6畳の寝室付近から見つかったということです。

警察と消防は、火事の原因を詳しく調べるとともに岡山大学で10日、遺体を詳しく調べるなど身元の確認を進めています。