岡山放送局

2008年12月9日 19時18分更新

女性の農業者研修会

女性の農業者が地域の特産物を販売する事業を活発にしようと、成功した事例を学ぶ研修会が岡山市で開かれました。

この研修会は中国四国農政局が開いたもので、会場には、中国・四国地方の各県から女性の農業者などおよそ80人が集まりました。

はじめに、女性の農業者の事業をサポートするコンサルティング会社の代表者が講演し、「グループを作って農産物の販売などを行う場合、中途半端にならないよう、きちんと利益を出し、働いた人が正当な報酬を得られるようになることが大切です。」と訴えました。

このあと、特産物の加工・販売の会社などを作って成功した女性グループの代表者3人が、それぞれの取り組みを紹介しました。

このうち、地元の伝統料理「鶏めし」を商品化し、年間4億円以上を売り上げる大分市の会社の社長は、「地元産の食材にこだわり、調理器具や工場の設計も地元業者に依頼するなど、地域の力をできるだけ活用した」と成功の秘けつを話しました。

農政局によりますと、食の安全や地産地消への関心が高まったことを受けて、農業者がみずから地域の特産品を加工・販売する動きが活発になっているということです。