公明党が“創価学会政治部”で何が悪い!

やっぱり、「会館での選挙活動に問題なし」なんて大人しすぎたかな。

“創価学会政治部”で何が悪い!

こうはっきりとしておくべきだった。
反省。

小林節慶応大教授も、

 公明党は一九六四年に結成されたが、それ以前に、五六年に創価学会として三人の参院議員を当選させて以来国政に参画してきた。同党は、周知のごとくいわば「創価学会政治部」で、それ自体は法的にも政治的にも何らやましいことではない

コラムで述べていることだし。
教授は、どこかの自称“博士”とは違って、是々非々で判断するということができる方だ。
小林節教授には、学会の仏敵とまで云われた平沢勝栄衆議院議員との対談本があり、そこでは学会や公明党に対する批判も述べてたりするし。
学会の支援活動については、一貫して引用文のような見解だけど。

教授の見解通り、公明党が“創価学会政治部”であろうと、法的にも政治的にも何らやましいことはない
それは、このブログでも幾度となく述べてきたことだ。
その観点で疑義を挟む人間は、正直勉強不足としかいいようがない。
まぁ、“学説”としては尊重されるかも知れない。
実務で役に立たない学説なんて、学者の戯言でしかなかったりするけど。
何せ、政府の見解は一貫して、「問題なし」だし。
地裁レベルでも、「問題なし」だし。


・・・強いて問題があるとすれば、「道義的」な問題くらいかな。
教授が、「法的にも政治的にも」としているのも、おそらくそういう趣旨だろうし。
これは、個々の会員が、各々で戒めていくしかない問題だろうけど。
それなりの数の人間が集まったら、はみ出す奴が出るのは不思議なことでもないし。
ましてや、魔の付け入ってくる隙は、こういう法戦の時にできるからね。

追記(8/19)

それにしても、日本を代表するとまではいかないかも知れない大新聞社の政治記者がこの程度とはね。

 私は今月2日のエントリで某与党の参院選広報戦術についてちょっと触れました。某与党とは、中国で最も有名な日本人の一人として知られる名誉会長がいる裕福な宗教団体を支持母体に持ち、憲法の定める政教分離の原則が、いかにどうとでも解釈できるものかを示す実例となっている政党のことです。こんな少ないヒントでは、何党のことかちょっと分からないかもしれませんね。

憲法20条に関する政府の解釈が、憲法制定時の国会における金森答弁以来、一度も変更されていないことくらいは知ってるだろうに。
そんなのことも知らないようでは、政治と宗教の関係を語る以前の問題。
いかようにも解釈できるのは、せいぜい学術レベルにとどまるしね。
司法判断がなければ、法に基づく行政を執行する機関であり、憲法尊重擁護義務のある内閣の法解釈に従うのが実務なのでは。
内閣法制局は、一貫して金森答弁と同じ解釈を示しているけど。

投稿者: 日時: 2007年07月21日 22:56 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ

コメント (19)

britainer:

何度もお邪魔します。今回のにっし~さんの記事を読んで、前回書き込みをした意味が全くなかったことに愕然としたので、もう一度書かせていただきます。

私が前回、あの朝日の記事についてもっとも問題としたかったことが、まさににっし~さんが「道義的な問題」とされていることなんです。
確かに学会が一宗教団体として選挙支援をすることは法律的には問題ないかもしれません。
しかし、この問題が根強く蒸し返され続け、ネット上でも未だに議論がしばしば沸騰するのは、その背景に、学会が組織として行っている支援活動が、会員一人ひとりの現場レベルではさまざまな問題を孕んでいるという現実があるからではないでしょうか?
つまり、一言で言えば、前回も書いたように、「個人の投票選択の自由が、学会の組織の中で本当に担保されているといえるのか」ということです。学会員さんだって、いろんな職業、立場、出自の方がいて、決して一様ではありません。本当に個人個人の事情を鑑みれば、必ずしも公明党の政策と自分の意見が一致するとは限りません。これは当たり前のことです。しかし、だからといって公明党を支援せず、例えば社民党を支援するなどと組織で表明すればどうなるでしょうか?「はいそうですか」とはなりませんよね。家庭訪問されて「指導」されて、公明党を支援するよう執拗に説得されるケースが大半ではないでしょうか。そして、それでも頑強に公明党支援を拒めば、幹部があからさまに意図しなくても、腫れ物に触るように扱われ、時として孤立する。信仰そのものは素晴らしいと思っていて、同志の温かさを知っているから組織で活動したい、でも、公明支援を拒めばそれも難しくなる・・・。真面目な人であればあるほど、このギャップに苦しみ、そして後ろめたささえ感じてしまい、悩みぬいている。私はそのような人を、日本で活動しているときにたくさん見てきましたし、私もそうでした。

それをあなたは、

>これは、個々の会員が、各々で戒めていくしかない問題だろうけど。
>それなりの数の人間が集まったら、はみ出す奴が出るのは不思議なことでもないし。

と言って済ましてしまう。この姿勢に対して、疑問があるのです。私も昔はそう考えていました。でも、本当に個人だけの責任でしょうか?組織のこのような体質に関して、学会の責任がゼロだと言えるでしょうか。この点について、組織として改善する努力が真剣に為されているでしょうか。にっし~さんの論理は、「上から目線」の論理で、一会員の身になって考えた論理ではないと思います。もし学者がこのようなことを言えば、「御用学者」です。法曹ではさしずめ、大企業ばかりを相手にする御用弁護士といったところでしょうか(よくわかりませんけど)。体制の犬に陥りやすい危険なロジックです。私は、そう考えていた自分が今では恥ずかしくてなりません。

・・・ここまで書いて予想できるあなたのお答えは、「そうでしょうか?私の周りでは皆嬉々として頑張っていますが」というものですが、そうでないことを祈ります。本当の現実と言うものは、鈍感な人には見えません。

会員一人ひとりが人間としてどういう思いをもっているのかについての想像力が希薄で、法律論で一絡げに片付けてしまうあなたの傲岸な姿勢に、慄然とします。そのような言論をネット上で垂れ流しておられるこの記事をどうしても無視することができず、また、そのような目線であなたの目指す「町の法律家」が務まるのかが甚だ疑問でした(おせっかいですが)ので、しつこく長々と書いてしまい、申し訳ありませんでした。

Posted by: britainer | 2007年07月22日 02:42

にっし~:

>britainerさん

>しかし、この問題が根強く蒸し返され続け、ネット上でも未だに議論がしばしば沸騰するのは、その背景に、学会が組織として行っている支援活動が、会員一人ひとりの現場レベルではさまざまな問題を孕んでいるという現実があるからではないでしょうか?

僕は、単に選挙の時だけ熱心に電話して来たりすることへの批判だと思いますけどね。
普段から、交流を心がけていれば、そんなことにはなりませんけど。

>つまり、一言で言えば、前回も書いたように、「個人の投票選択の自由が、学会の組織の中で本当に担保されているといえるのか」ということです。

されてますよ。
共産党等の他党に所属している学会員もいますし、都知事選でも桜金造さんが立候補してるじゃないですか。
投票選択の自由だって、投票所で監視なんてできませんし。

>学会員さんだって、いろんな職業、立場、出自の方がいて、決して一様ではありません。本当に個人個人の事情を鑑みれば、必ずしも公明党の政策と自分の意見が一致するとは限りません。

そんなの当たり前ですよ。
僕だって、公明党以外の党を積極的に選択する要素がないから、公明党を支援しているんですし。
そういう要素があったとしても、公明党を支援すべきでない要素がなければ同じですが。

>それをあなたは、
(中略)
>この点について、組織として改善する努力が真剣に為されているでしょうか。

ずれてますね。
まぁ、そのように受け取られてしまうのは、僕の表現力の問題でしょうけど。
僕がいいたかったのは、個々の会員の支援活動が、違反になったり、相手に迷惑をかけていることに対するものです。


組織なんていっても、一人一人で形作っているものです。
その一人一人に目を向けなくて、どうして強い組織が作れますか。
そして、「長の一念」とよくいわれるように、中心者の力量でほぼ決まってしまいます。
となると、個々の問題ではありませんかね。

僕は、まず各々が使命と責任を自覚することだと考えます。
だからこそ、原則論を強調しているんです。
後は、個々で現実に即して、妥当な解決をしていけばいいんですよ。

Posted by: にっし~ | 2007年07月22日 13:49

britainer:

現実が見えていない方とお話しするのは、本当に難しいと痛感させられます・・・。

(1)
>僕は、単に選挙の時だけ熱心に電話して来たりすることへの批判だと思いますけどね。
>普段から、交流を心がけていれば、そんなことにはなりませんけど。

私が内部的背景について述べたのに対して、にっし~さんのご指摘は外部的背景ですね。一行目はその通りです。二行目もリクツ上はごもっとも。さもにっし~さんご自身はそうされているかのような口吻ですが、そうであればあなたは素晴らしいです。あなたのような方が大多数であればこんな問題も起きないのでしょうが、(あなたもお認めのように)実際に批判されているということは、現実は逆だということですよね。このように、現状では社会に迷惑を垂れ流している事態について、学会本部は何か対策を講じなくていいんでしょうか?それとも、あなたのように、会員個人の責任と言って逃げるのでしょうか?

(2)
>されてますよ。
>共産党等の他党に所属している学会員もいますし、都知事選でも桜金造さんが立候補してるじゃないですか。
>投票選択の自由だって、投票所で監視なんてできませんし。

これも随分と建前を仰っていますよね。私が書いたような個々の会員の内面的苦悩については無視されるんですか?私は今SGIーUKで活動していますが、そのメンバーにはこのような事情は間違っても言えません。こんなことを言ったら、彼らは相当驚き動揺してしまうでしょう。つまり、彼らの感覚では今の在り方では政治信条の自由は担保されていないという感覚なのです。私も彼らの感覚の方が普通だと思います。例外的な事例を持ち出して普遍化し、歪んだ現実を正当化する、あるいは眼を背けるあなたの感覚にはついていけません。この論法はまた、学会中央の常套手段でもあります。

(3)
>ずれてますね。
>まぁ、そのように受け取られてしまうのは、僕の表現力の問題でしょうけど。
>僕がいいたかったのは、個々の会員の支援活動が、違反になったり、相手に迷惑をかけていることに対するもので>す。

なるほど。そう言われると、そういうことを言いたかったのだなと読めますね。でも選挙法違反が「道義的問題」に留まるとはとても思えませんが。

(4)
>組織なんていっても、一人一人で形作っているものです。
>その一人一人に目を向けなくて、どうして強い組織が作れますか。
>そして、「長の一念」とよくいわれるように、中心者の力量でほぼ決まってしまいます。
>となると、個々の問題ではありませんかね。

矛盾してませんか?もし「長の一念」というのであれば、中心者が大事、ということは学会全体の中心者、会長はじめ中央の一念はどうなるんでしょうか?現場で違反者や社会に迷惑をかける人が出るのは、究極のところ、総責任者である彼らの責任では?それを「大きな組織だからいろんな人がいる」といって切り捨てて知らん顔ですか?随分と冷酷ですね。「長の一念」を実践しているとは思えませんね。ここであなたが言う「個々」とは会員一人ひとりを意味すると考えられますが、どうしてそういう結論になるのでしょうか?(これは日本的組織の実態と欧米的組織流のタテマエが同時に存在するという混乱に起因しているように思います)

(5)
>僕は、まず各々が使命と責任を自覚することだと考えます。
>だからこそ、原則論を強調しているんです。
>後は、個々で現実に即して、妥当な解決をしていけばいいんですよ

だからこれが、「上から目線」の論理だと言っているんです。組織の体質の問題には眼をつむり、それを個々人の責任だとしてしまう。決して学会総体の責任を追及しようとしない。これが組織保身の論理でなくて何なのでしょう。あなたにとっては、組織防衛が第一で、個人の悩みはその次だと言っているようなものです。危ういですね。全体主義的な臭気に身震いがします。
あなたのこの発想の背景には、「不満があるなら自分が変えろ」という学会指導があると思いますが、では、実際にそれを試みようとした人はどうなったでしょう?学会を心から憂い、問題点を指摘し批判しようとした人は、白眼視され孤立していきます。本来なら、こういう批判する人がいてこそ、組織は発展するのに、そういう批判者を「二乗」などと蔑視し受け入れない土壌があります。

私の体験で恐縮ですが、私もあなたの今通っておられる大学の出身ですが、その大学の学生部学内組織の全体会合でのことです。当時は学内でも公明党が自衛隊のイラク派遣を容認したことをめぐって、かなり批判が渦巻いていました。その渦の中で建設的な議論の芽も見られました。しかし参院選を数ヵ月後に控えたその会合で、幹部として入った公明党職員の分都青年部幹部が、90年代後半に暗躍した共産党の学内組織のことを取り上げ、「今イラク派遣を批判する者は奴らと同じだ!」と言いました。私はその数週間前に、その会合の中心者の幹部(本部職員でしたが私はとても信頼していました)とイラク派遣をめぐって大激論をしたところでしたので、組織を批判する者がどうなるのか、まざまざと露骨に警告された思いでした。一方で「不満なら自分で変えろ」と言いつつ、批判を受け入れない土壌を作っているのは他ならぬ職員幹部・中央幹部ではないですか。

要するに私が言いたいのは、本当に「使命と責任」というのであれば、批判も辞さないというのがあるべき姿であり、あなたのように、組織によって権威付けられた公式見解、原則論、つまりタテマエばかりを振りかざして、組織の暗部を正視しようとしないのは、保身であって「統治者」「管理者」の姿勢です。言い換えれば、大きな「組織」に寄りかかり、自分の目で現実を直視し物を考えようとしない無責任な姿ではないでしょうか。会員一人ひとりがあなたのような硬直したイエスマンの姿勢である限り、学会は決してよくならないと言いたいのです。

何度もにっし~さんのブログに長々と書いてしまい、心苦しい限りですが、あなたの記事を見て傷つく学会員がいるかも知れず、放置できませんでした(この機会に他ブログでのにっし~さんのコメントも拝読させて頂きました)。学会無謬と言う狂信的前提から反射的に反論をするのではなく、是非とも真摯な思考を取り戻されることを念願しています。

Posted by: britainer | 2007年07月22日 23:57

>britainerさん

>現実が見えていない方とお話しするのは、本当に難しいと痛感させられます・・・。

あなたにはそう見えるんでしょうね。
まぁ、それも個性だからいいのではないでしょうか。

>このように、現状では社会に迷惑を垂れ流している事態について、学会本部は何か対策を講じなくていいんでしょうか?それとも、あなたのように、会員個人の責任と言って逃げるのでしょうか?

「絶対無事故」「地域の信頼を勝ち取れ」と指導されてますけど。
人間関係の構築にマニュアルなんてありません。
Aさんに通用することが、Bさんにもてきようできるとは限りません。
本部は大綱を示し、現場は状況に応じて行動すればいいんですよ。

>現場で違反者や社会に迷惑をかける人が出るのは、究極のところ、総責任者である彼らの責任では?

「己心の外に法」を求めると、そのような見解になるでしょうね。
もちろん、僕は彼らに責任がないとは言ってません。
自分のことを棚に上げるなと言ってるだけです。

>組織の体質の問題には眼をつむり、それを個々人の責任だとしてしまう。

組織といっても、それを構成するのは個々の人間です。
個々の人間が人間革命しない限り、組織を変えることなどできません。
小説人間革命のテーマは、どういうものでしたか?

>学会を心から憂い、問題点を指摘し批判しようとした人は、白眼視され孤立していきます。本来なら、こういう批判する人がいてこそ、組織は発展するのに、そういう批判者を「二乗」などと蔑視し受け入れない土壌があります。

それは、口先だけで結果を出さないからじゃないでしょうかね。
票を取ってこられないなら、折伏で結果を出せばいいだけのことです。
そういう結果をちゃんと出せる人は、蔑視されませんよ。

>当時は学内でも公明党が自衛隊のイラク派遣を容認したことをめぐって、かなり批判が渦巻いていました。

あなたはイラク派遣には反対なんですか?
僕は、イラク戦争には反対ですが、イラク派遣には賛成です。
自衛隊は、こういう形で国際貢献できるような組織にすべきだと考えていますので。

>一方で「不満なら自分で変えろ」と言いつつ、批判を受け入れない土壌を作っているのは他ならぬ職員幹部・中央幹部ではないですか。

じゃあ、彼らがぐうの音も出せないほどの、結果を出せばいいじゃないですか。
若き日の池田先生が、「創価学会の組織は嫌いだ」と言ったことに対して、戸田先生はどのように指導されましたか?

>言い換えれば、大きな「組織」に寄りかかり、自分の目で現実を直視し物を考えようとしない無責任な姿ではないでしょうか。会員一人ひとりがあなたのような硬直したイエスマンの姿勢である限り、学会は決してよくならないと言いたいのです。

詳しくは述べられませんが、このブログを維持していること自体が、僕がイエスマンでない証明ですよ。

>学会無謬と言う狂信的前提から反射的に反論をするのではなく、是非とも真摯な思考を取り戻されることを念願しています。

僕は、学会にも誤謬があると思ってますよ。
でなければ、地裁で裁判の結果を確認したりしないで、鵜呑みにしてるでしょうし、僕はこのブログを閉じてますよ。

あなたのような態度こそ、狂信的で独善的ではありませんか?
どうして僕が、前回のエントリからヒートアップしているのか、ということを考慮して欲しいものです。


Posted by: にっし~ | 2007年07月23日 10:59

britainer:

前の自分のコメントを読んでいて思ったのですが、私自身、少しヒートアップしてしまっていたようです。お詫びします。
その上で、あなたの反論にお答えしたいと思います。

(1)
>「己心の外に法」を求めると、そのような見解になるでしょうね。
>もちろん、僕は彼らに責任がないとは言ってません。
>自分のことを棚に上げるなと言ってるだけです。

もう少し私の文章を注意深く読んで頂きたかったのですが、これはあなたが「長の一念」ということを持ち出されたから、「もしも」その前提に従うとすれば、矛盾が生じるんじゃなかろうかと言っているんです。
ついでに言えば、今の学会は、「長の一念」とか「依正不二」などが強調されすぎて、諸問題の責任が個々人に余りにも帰されすぎているという気がするんです。真面目な責任感の強い人は、すべて自分の責任だと自分だけを責めて、うつ病になったりして潰れていく犠牲者が出ているんです。私の身近な人も含めて数多く私はそういう人に接してきました。もちろん責任感をもって組織で活動することは不可欠ですが、今の現状は余りに異常ではと思うわけです。もっと言えば、「依正不二」や「不満があれば自分が変えろ」という指導は上層幹部の責任から眼をそらさせるように機能してしまっているのでは?あなたの言うように仮に「中心者の力量ですべて決まってしまう」のなら、そういう犠牲者を出している学会の中心者の責任を問うことが不合理とは思えません。こういう状況下では、上層幹部の責任を論じることは決して自分を棚に上げることであるとは私は思いません。むしろ、そういう犠牲者を目の当たりにして、止むにやまれず生じる問いだと思います。

(2)
>組織といっても、それを構成するのは個々の人間です。
>個々の人間が人間革命しない限り、組織を変えることなどできません。
>小説人間革命のテーマは、どういうものでしたか?

仰りたいことは分かりますし、その通りだと思います。私の主張は、だからこそ、一人ひとりが、自分の頭で物を考え、決して幹部の言うことを鵜呑みにせず、たとえどんなにタブーとされていることであっても、批判するべきときは批判する自立した人間に人間革命するべきだということです。

(3)
>あなたはイラク派遣には反対なんですか?
ここももっと注意深く読んでほしいのですが、私はイラク派遣の是非を論じているのではなく、建設的な方向性も含んでいた学内の批判世論を、あのような暴力的な方法で押さえつけることを問題にしたかったのです。「創立者の語らい」を読んで頂ければ分かりますが、創立者は学内ではどんな意見表明も自由であり、創立者批判さえ許容されています。にもかかわらず、何と公明党職員が恫喝するように純真な学生の公明党批判の世論を押さえつけたことが許せないと言っているんです。このように「指導」と「実態」には得てしてギャップがあります。(あなたが大学に来られる前にはこれ以外にもさまざま痛ましい言論封殺があったのです。)

(4)
>それは、口先だけで結果を出さないからじゃないでしょうかね。
>票を取ってこられないなら、折伏で結果を出せばいいだけのことです。
>そういう結果をちゃんと出せる人は、蔑視されませんよ。

>じゃあ、彼らがぐうの音も出せないほどの、結果を出せばいいじゃないですか。

やはりこう言われるのでは思っていました。これはつまり、結果を出さない人には発言権がないということですよね。まるでコムスンのようです。あなたは一貫して、私が以前から言っている組織の現場で苦悩している真面目な人について沈黙されていますが、このような人たちは、この成果主義のために自分の言いたいことも言えずに苦しんでいるわけです。皆が得意なわけではないし、結果が出せないことにますます自分を責め自己嫌悪するようになる。私は今の組織には構造的にこういう苦悩者を出す欠陥があると言いたいのです。余りにも殺伐としていて、とても人間主義の団体とは思えないのです。組織は一人ひとりがつくるもの、いや~その通りです。しかし現実には組織に雁字搦めになっている人が少なからずいるのです。そういう人は見えにくいですが。あなたは仏法者ならこういう人に対する「同苦」の努力はされないのですか?
(私自身についての誤解を避けるために付け加えますが、私が幹部と激論したときは、結果も出していましたし、区幹部として現場を駆け回っていました。にもかかわらず、ということです。結果を出していようがいまいが、本当に耳の痛い、直近の戦いに都合の悪い批判は拒絶あるいは黙殺するというのが私の見てきた日本の組織の実態です。)

(5)
>僕は、学会にも誤謬があると思ってますよ。
>でなければ、地裁で裁判の結果を確認したりしないで、鵜呑みにしてるでしょうし、僕はこのブログを閉じてますよ。

>詳しくは述べられませんが、このブログを維持していること自体が、僕がイエスマンでない証明ですよ。

4行目についてですが、私にはとてもそうは思えません。本当に公平な思考を保とうと努力しているなら、「創価学会政治部で何が悪い!」と、断言はできないと思うんですけど。いくら一面では正当性が明らかであろうとも、まだ自分の気づいていない側面もあるのではないか、との恐れ、自分の思考への懐疑はなかなか払拭できるものではありません。これが知的な謙虚さというものではありませんか?物事というのは異なる側面から見ると違って見えるものです。2007年3月19日付の記事のように、そういう謙虚さをあなたは持ち合わせていらっしゃると私は信じております。ですから、端から拒絶するのではなくて、私の意図を汲み取っていただけるとありがたいのです。(同意しろとは言っていません)

(6)
>あなたのような態度こそ、狂信的で独善的ではありませんか?
>どうして僕が、前回のエントリからヒートアップしているのか、ということを考慮して欲しいものです。

一行目について、そう受け取られたのであれば、お詫びします。2行目についてですが、私にはあなたが、法律という一次元だけからこの問題における学会の正当性を推論し独断的結論を出しているとお見受けし、もっと違う次元からも論じ総合的に考えた方がいいのではないか、という意図でコメントをしています。あなたが法律の勉強をされているので無理もないことかもしれませんが、視野狭窄なのではと思うわけです。あの朝日の記事が少なからず波紋を呼ぶ背景には、外部的にも内部的にも、法律論では割り切れないそれなりの理由があるんじゃないかと言っているのです。当然法律上正しいからすべて正しいとはなりませんよね?もしそうだと言うんでしたら、「法律に則って処理しています」との一点張りでそれ以上の説明を拒むどこぞの大臣と一緒ではないでしょうか?私の専攻する分野から見ると、問題だらけです。

総じて、このブログのみならず他ブログでのあなたのご発言を読むにつけ、程度の差こそあれ、昔の自分を見ているようでもあります。なのであなたの推論過程というのは、発言というテクストを読む限り、予測できますし私には良く分かるのです。もちろん、今の私の立場が絶対的に正しいなどとは思っていませんが、こういう見方もあるんじゃなかろうか、ということを、人のブログで相撲を取る無礼を承知で、ぶつけてみようと思ったのです。それについて、あなたが噛み合った議論を展開し、私が見えていない側面に気づかせてくださることを期待していたのですが、あなたのお答えは端々を切り取っては反論するだけで、本質的な点については沈黙なさっているのが残念です。異なる意見に真正面から向き合うということは勇気がいるし恐怖すら覚えることです。

重ね重ね、無駄な議論を吹っかけた私の非礼をお詫びします。どうぞご寛恕ください。

Posted by: britainer | 2007年07月23日 23:09

>britainerさん

>(1)

「若実若不実」という言葉をご存じですか?

>やはりこう言われるのでは思っていました。これはつまり、結果を出さない人には発言権がないということですよね。まるでコムスンのようです。

成果と結果は違いますよ。
違いは、信心の歓喜があるかどうかです。
因果倶時なんですから、数字としては表れていなくても、信心の歓喜があれば、結果は見えるじゃないですか。

>あなたは仏法者ならこういう人に対する「同苦」の努力はされないのですか?

同苦しているからこそ、このブログを開設し、特に法的な観点からの裏付けを述べているんですけど。
それが、創大法科大学院で学ぶ、僕の使命であると思いますし。

>法律という一次元だけからこの問題における学会の正当性を推論し独断的結論を出しているとお見受けし、もっと違う次元からも論じ総合的に考えた方がいいのではないか、という意図でコメントをしています。

それは、もっと先の段階ですよ。
まず、法律論からはじめないといけない状況です。
「憲法違反」という誤解をしている人が多く、そもそも違法だと思われています。
そうではないということを言ってるに過ぎません。
十数年前の宗教法人法改悪問題の時、僕は下手をすれば創価学会が弾圧されるのではないかと、日々緊張しながら学会活動に取り組んでいました。
法的にも政治的にもなんらやましいことではないのにもかかわらず。
今の状況であれば、いつ同じようなことになるか知れたものではありません。

>当然法律上正しいからすべて正しいとはなりませんよね?

もちろんそうですよ。
ナチスは合法的に政権を獲得してますし。
しかし、法曹を目指す者として、合法なものを違法だとしている状況には、異を唱えないといけないと思います。
もしかしたら、その誤解に幻惑されて、後ろめたい思いをしながら支援活動に励んでいる同志もいるかも知れませんしね。

>あなたのお答えは端々を切り取っては反論するだけで、本質的な点については沈黙なさっているのが残念です。

それは、「若実若不実」に当たるからですよ。
オープンなところで述べられることは、非常に限られていますからね。

Posted by: にっし~ | 2007年07月24日 11:06

britainer:

私のコメントへの重ね重ねのご返答感謝いたします。

(1)
「若実若不実」ですが、私の言う「批判」とは、学会で「誹謗・中傷」と混同されて使われているところの「批判」とは異なる意味です。私の言う「批判」とは、カントの「理性批判」などと言うように、合理的に自分の頭で考えたうえで、どうしても納得できないことを指摘するという意味です。「誹謗」とか「中傷」というのは明らかに攻撃するがために攻撃するという類のものであり、確かにそれを同志に浴びせかけることは、法華「誹謗」の業を積むと思います。しかし、自分の属す団体の未来を憂慮し、このままではまずいと真剣に心配し、その原因たる組織体質の一因が上層部にもあると思われた場合、一会員の立場からそれを指摘する意図で批判することは、法華誹謗なのでしょうか?確かにそのような言説は、得てして愚痴が混ざることがあり、それは注意しなければなりませんが。しかしそのような批判まで許されないのだとすれば、それは単に身内同士をかばい合う馴れ合いで、日本の官僚組織の悪弊となんら変わるところがない気がします。むしろ、一会員として組織の変革に寄与するには、活動の一方で組織のなかにあってそういう批判をすることが、幹部の緊張感を高め、組織の健全化・発展に寄与することであり、正常な在り方と思うのですが・・・。(これはあなたの仰る「不満があるなら自分が変えろ」という指導にもつながると思いますが)私はそういう批判ができてこそ、妄信ではない自立した信仰者の姿だと思いますし、、少なくとも「創価ルネッサンス」と言っていた頃の学会はそういうことを言っていたと記憶しています。

(2)
>成果と結果は違いますよ。

・・・このご発言は、ちょっと苦しいのではないでしょうか?
「口先だけで結果を出さない」、「票を取ってこられないなら、折伏で結果を出せばいい」、「そういう結果をちゃんと出せる人は、蔑視されません」、「彼らがぐうの音も出せないほどの、結果」といったにっし~さんの以前のご発言から、あなたのいう「結果」とはつまり数字を意味していることは明らかです。(学会内では通常、こういう文脈での「結果」とは数字を意味しますよね?)にもかかわらずこのようにおっしゃると、意味の齟齬が生じます。
また、信心の歓喜があれば、組織体質への疑問も吹き飛ぶかのように思われている節もありますが、そうとは限らないし、それは根本的解決にはなりません。

(3)
>同苦しているからこそ、このブログを開設し、特に法的な観点からの裏付けを述べているんですけど。

私の言いたかったことをまだ理解されていない気がします。確かに一方では「誤解に幻惑されて、後ろめたい思いをしながら支援活動に励んでいる同志もいるかもしれません」が、その一方で、学会内でうつなどで苦しむ人は、すべて自分の責任と考えてしまいがちなので、そういう方々には、「そうではない、あなただけの責任ではない、あなたひとりではどうにもならない組織の体質と言うものがある」と気づいてもらうことが、症状を軽減する道だと思うのです。そういう人に対して、あなたのように言うことは、症状を悪化させるデリカシーのない発言となってしまうのです。こういう人たちの抱える問題への(特に)幹部のリテラシーの欠如が実に多くの悲劇を生んでいるのです。私は、そういう人たちへの同苦、ご配慮をお願いしているのです。

(4)
>それは、もっと先の段階ですよ。
>まず、法律論からはじめないといけない状況です。
>「憲法違反」という誤解をしている人が多く、そもそも違法だと思われています。
>そうではないということを言ってるに過ぎません。

>十数年前の宗教法人法改悪問題の時、僕は下手をすれば創価学会が弾圧されるのではないかと、日々緊張しな>がら学会活動に取り組んでいました。
>法的にも政治的にもなんらやましいことではないのにもかかわらず。
>今の状況であれば、いつ同じようなことになるか知れたものではありません。

前半部分についてですが、そうであれば、やはり「法的な観点から」と限定し、決して「創価学会政治部で何が悪い」という不適切な全面的正当化をしないことです。それを主張するためには、私の言うような部分も含めた総合的検討が必要です。

後半部分については、私は今の政治状況についての認識(つまり前提)があなたとは根本的に異なりますので、ここで意見を言うことは控えますが(水掛け論になるのが目に見えているので)、一言だけ個人的感想を言うと、あなたより少し世代の若い私から見ると、学会はあの時以来、随分と国家権力に臆病になってしまったという気がしてなりません。

私は今まで、このブログはタイトルのところでも断られている通り、にっし~さん個人の思いを述べているだけだと思っていましたが、創大ロースクール生としての使命という自覚の下で書かれていることなのであれば、なおさら、法律論だけで学会を全面的に正当化するのは、如何なものかと思ってしまいます。そうでないと、あなたの意図とは逆に、学会、大学、ロースクールを社会的に(少なくともネット上で)貶めることになりかねません。私は、一部学会員の独断的物言い、強引さがどれほど世間に迷惑をかけ、素晴らしい面もある学会の理解者を選挙や無理な折伏のたびにどれほど失い、アンチ層を拡大しているかを考えるだに残念なのです。

しかしながら、最近のにっし~さんの記事を読むと、少しトーンが変わったという印象がしており、私のような無礼な者の戯言も少しは聞き入れて下さったのかと勝手に妄想していますが、いずれにしても、その寛大なお心に感謝しています。

Posted by: britainer | 2007年07月25日 02:05

>britainerさん

>(1)

「若実若不実」には、その批判も含まれますよ。やり方によっては。
僕は、本人を前にして批判しなければならないと思います。
だから、本来は寸鉄に対するエントリも、聖教新聞社に直接やるべきものです。
ただ、僕としては事実を伝える必要があると思ったので、ああいう形にしてしまいました。

>(2)

そりゃ、数字は内外問わず誰の目にもはっきりしますよ。
だから、選挙活動が重視されているという面もありますし。
でも、「信心の歓喜」も、明らかに分かると思いますけどね。
それから、歓喜の波動が広がっている組織に、悪しき組織体質など顕現しません。
そのような組織は、一人を大切にすることができているでしょうし。
まぁ、玉子と鶏の話でしょうね。
僕は、一人一人が歓喜するために、幹部がいかに心を砕くがが、肝要だと考えていますし、それこそが、官僚組織にしないための道だと思います。

>(3)

それは、個々の現場でやるべきことであって、別次元の話ですよ。
僕もうつ病患者ですから、仰ってることは分かってますよ。
それをフォローするのが、幹部の役目じゃないですか。

>(4)

まず、法的に問題ないことを明らかにして、次は自分なりの公明党が別組織である理由というか意義、支援のあり方を述べようと思ってましたけどね。
まぁ、試験も近いので、いつになるかは分かりませんが。

このブログは、あくまでも僕個人の思いや見解に基づいていますが、その僕は、学会員として、創大生として、創大LS生としての使命と自覚の基にあります。
そうでなければ、やる意味はないと思います。
学術論文を書いてるわけではないんですから。

Posted by: にっし~ | 2007年07月25日 12:02

britainer:

まだ疑問は結構あるのですが、キリがありませんし、これ以上ブログ上で議論するのもどうかと思いますので終わりにします。しつこいコメントにお答え頂きありがとうございました。

また、このブログ他ブログ問わずにっし~さんのコメントに含まれがちだった棘も減った気がして少しほっとしました。

にっし~さんもうつをお抱えでしたら、余り生硬な主張を強弁するような無理はせず、ご自愛ください。書く方も読む方も疲れると思いますので…。

このたびは議論していただき、ありがとうございました。

Posted by: britainer | 2007年07月26日 06:13

内山恒一:

始めまして

私は学会と公明党の関係について、批判も賞賛もしません

しかし、やたらと友人知人を、期日前投票に誘導するようなやり方はどうかと思います

私の職場では、今回の参院選に於いても、学会の友人・知人から声をかけられている方が多いのですが、かなりの割合で「期日前投票に今から行こう」等とせがまれておるようです
私もされました

別に当日でも良いと言っているのに・・・
当日に予定がある訳でもなく、急に予定が入るような仕事を
している訳でもないのに、会員さん方はやたら、期日前投票の勧めがお好きなようです

その一方で、公明党幹部は「投票率が上がったらまずい」(朝日新聞7月18日朝刊)と仰られたようで・・・

学会員さんとしては、一票を無駄にして欲しくないから期日前投票を勧めているのではないでしょうか?
だとしたら、「投票率が上がったらまずい」なんて言ってる幹部発言には怒るべではないでしょうか?

Posted by: 内山恒一 | 2007年07月26日 15:30

こういち:

はじめまして。britainerさんとにっし~さんの一連の議論、大変興味深く拝見させていただきました。一段落した議論を蒸し返すようで、大変恐縮ですが、自分もコメントさせていただきます。
ちなみに私は学生部時代はライン・学内ともに長をやらせていただき、現在は男子部で地区幹部をやっています。自分の狭い世界の中ですが、組織のことはある程度見てきたとは思います。

britainerさんのご批判ですが、支援活動の道義的な問題というのにフォーカスされていると存じます。さらに二つに分ければ、1)学会内部において公明党支持が一部で強制力を伴って強いられているのではないか。2)支援活動が外部に様々な軋轢を生み出している。といった内外それぞれの問題点をご指摘されているように感じました。

1)については自分も大いに悩んできた部分ではあります。またbritainerさんの経験された幹部の抑圧ともとれる発言はショックですね。
ただ個人的には公明党を支持できないな、と感じたことはありませんし、大部分の活動家は純粋に(単純に?)応援しているのが現状だな、とは感じます。
それでも悩んできたと先に書いたのは、部員さんに対してですね。少数でも「公明党どうなの?」と感じている部員さんはいましたし、そういった部員さんを抑えつけずに如何にケアするか、といったところは経験としてとても難しかったですし、実際問題、後悔もかなり残っています。
なんでも言える組織が作れたらいいんですけどね。うーん。
では学会本体として公明党支持は打ち出さない、というのも戦略的に間違っていると思うし、マニュアルを上が出してくれれば解決する問題とも思いません。マニュアルに縛られれば別の形で傷つく人ができるだけです。
やはり現場のリーダー達が死ぬ思いで悩み続けなければいけない問題なのでは、というのが今の私の率直な気持ちです。

2)については、私もにっし~さんと同じスタンスです。そもそもbritainerさんは「学会は(支援活動を通じて)社会に迷惑を垂れ流している」とおっしゃっていますが、何をもって迷惑とおっしゃっているのでしょうか。「選挙前にしつこく支援を頼む」ことが迷惑なのでしょうか。主にネット上の批判を指しておっしゃれれていますが、ネット上のアンチというのも千差万別です。本当に真摯に批判してくださる方を無視してはいけませんが、面白半分、また敵による扇動も存在しています。「ネット上で批判されているから」と十把一絡げで判断するのは危険です。
なにより「選挙前にしつこく支援を頼む」行為が、(もちろん日頃から人間関係を築くのがベターですが、そうでなくても)道義的に反するとは一切思いません。
私は、周りの友人が頭でっかちな奴らが多いのもあり、Fをとるときはディスカッションを挑む気持ちでやっています。そもそも支援をお願いするということはある種のディスカッションではないでしょうか。日本の調和を重んじる、悪く言えばNOと言えない文化には馴染まないのかもしれませんが、民主主義の浸透・発展のためにも支援活動はどんどんやるべきだと(現時点では)考えています。
その上で、非常識で雑な支援活動が存在していることも重々承知しています。残念な話しだし、自分も深く反省しなければいけません。だから、それに関してはにっし~さんのおっしゃる通り、「本部は大綱を示し、現場は状況に応じて行動すればいい」というのが、私のスタンスです。

戸別訪問も早く合憲になればいいんですけど、あれは欧米など個人主義の確立されたところだから、成立するのかもしれませんね。逆に言えば、イギリスとかアメリカで公明党のような団体ができれば、日本よりももっとダイナミックでスムーズな支援活動が出来るような気がします。まぁ、キリスト教世界で仏教の政党が出来るなんて不可能かもしれませんが。

すいません。話が逸れました。


どうしても我慢できずに、お二人の議論に口を挟み、水を差してしまいました。稚拙な駄文を書き連ねてお恥かしい限りです。どうかお許しください。またお二人ともどうかお体にはお気をつけて。自分も悩みながら、時に活動をさぼりながら(笑)、最後に何か人生の確信が掴めればとやっております。


最後に、にっし~さんのエントリにはいつも励まされています。でも嫌になったらすぐにやめてくださいねww

Posted by: こういち | 2007年07月26日 17:15

>内山恒一さん

>始めまして

はじめまして。

>しかし、やたらと友人知人を、期日前投票に誘導するようなやり方はどうかと思います。

その辺は、お互いの信頼関係と程度問題であると思います。
期日前投票は、実質的に投票日における投票と同じですから、できるだけ前倒しさせたいということです。
投票日までに、何が起こるか判りませんし。

>だとしたら、「投票率が上がったらまずい」なんて言ってる幹部発言には怒るべではないでしょうか?

まぁ、正直なことで(苦笑)
実際、組織票は投票率が上がると、その効果が低いというのが、一般的認識ですしね。
でも、状況認識を述べているだけであって、国民に投票しないことを呼びかけてるわけではありません。
「投票率があがったらまずい。(だから、もっと頑張らないと)」ということだと思いますけどね。
善解しまくりですけど。


>こういちさん

>はじめまして。britainerさんとにっし~さんの一連の議論、大変興味深く拝見させていただきました。一段落した議論を蒸し返すようで、大変恐縮ですが、自分もコメントさせていただきます。

はじめまして。どうぞお気軽に。

>またbritainerさんの経験された幹部の抑圧ともとれる発言はショックですね。

まぁ、創大の学内組織ということで、皆まで言わずともという意識だったんでしょうね。
でも、受け手にもある種のスルー力が必要でしょうね。
副会長ですら反逆してるんですし、「会長本仏論」とか「会長への帰命」とか、「師弟不二」と似て非なる邪論が、その副会長が唱えてたりしましたし。

>そういった部員さんを抑えつけずに如何にケアするか、といったところは経験としてとても難しかったですし、実際問題、後悔もかなり残っています。

真剣に取り組めば取り組むほど、難しいですよね。
会合に顔を見せているからといって、安心できる訳でもありませんし。

>なんでも言える組織が作れたらいいんですけどね。うーん。
(中略)
>やはり現場のリーダー達が死ぬ思いで悩み続けなければいけない問題なのでは、というのが今の私の率直な気持ちです。

やっぱり、普段からの連携じゃないでしょうかね。
自分が常日頃、地区リーダーであれば部長と本部長と報連相を心がけていれば、いいんじゃないかと思います。
あと、組織を越えて、どんなことでも話せる先輩を作っておくことでしょうかね。
それだけでも、だいぶ風通しがよくなりますよ。

>戸別訪問も早く合憲になればいいんですけど、あれは欧米など個人主義の確立されたところだから、成立するのかもしれませんね。

僕は、ローラー作戦ができるような形での戸別訪問全面解禁は反対です。
ただ、現行法は厳しすぎるので、顔見知り程度の知人を訪問できるくらいにはして欲しいと思います。
ちなみに、戸別訪問自体は違憲ではありませんよ。
戸別訪問を禁止することが違憲ではないというだけですからw

>逆に言えば、イギリスとかアメリカで公明党のような団体ができれば、日本よりももっとダイナミックでスムーズな支援活動が出来るような気がします。まぁ、キリスト教世界で仏教の政党が出来るなんて不可能かもしれませんが。

確か、アメリカではSGIメンバーの下院議員が誕生してるんですよね。
もっと増えていけば、政党結成という流れも出てくるかも知れません。
でも、イギリスとアメリカは二大政党での歴史が長いですしね。
日本の場合は、都市における未組織労働者の声を拾う政党がありませんでした。
そういう面で、海外とは事情が違いますね。

>最後に、にっし~さんのエントリにはいつも励まされています。でも嫌になったらすぐにやめてくださいねww

そう言っていただけると、非常にやりがいがあります。
ある意味、特殊な立場で一般の組織活動に立てないストレス解消の面もありますから、余計な横槍がなければ、嫌になることはないと思いますw
とはいっても、内容には気を遣ってますけどね(^^;


Posted by: にっし~ | 2007年07月26日 23:42

にっしーさん、こんばんは。
TBありがとうございました。
でも、私は、これまでも創価アンチであり、
また、今後も、一生を賭けて創価アンチであり続けます。

私は、我らがまず、敬愛すべきは陛下であり、そして、
先祖と国を守って先立たれた靖国の英霊だけで充分だと思うからです。
彼の方達を思えば、美しい朝日や夕日を見るだけで、至福の時を過ごせます。
陛下や英霊や祖先達も、私が見ている太陽と同じ太陽を
見ていらっしゃったのだと思うだけで、心から慶びを感じる事が出来るからです。

このような崇高な気持ちは、おそらく、あの下卑た池田大作氏の顔を拝んでも得る事は不可能です。
にっしーさんに今何を言っても、わからないでしょうけどね。
いずれ、創価学会は衰退しますよ。
何故なら、日本人の精神は、本来、崇高ですから。
たとえ、一時期、魔にさされたとしても、
必ず、目を覚ます時が来るからです。

私は、日本人の権利を侵害し、在日朝鮮民族の利権拡大を
図る為だけの出先機関が創価学会、
それに付随するのが公明党だと認識しています。

ですから、今後も学会批判を辞める事はありませんが、
それでもよろしければ、今後とも、宜しくお願いします。

Posted by: キューピー | 2007年08月20日 22:18

にっし~:

>キューピーさん

>にっしーさん、こんばんは。
>TBありがとうございました。

わざわざご丁寧に。

>でも、私は、これまでも創価アンチであり、
>また、今後も、一生を賭けて創価アンチであり続けます。

そういう方ほど学会に入ると、バリバリの活動家になるんですよね。
不思議なものです。

>私は、我らがまず、敬愛すべきは陛下であり、そして、
(中略)
>このような崇高な気持ちは、おそらく、あの下卑た池田大作氏の顔を拝んでも得る事は不可能です。

僕は、人生の師匠として、池田先生を尊敬申し上げています。
池田先生のご期待に応え、世界平和と全人類の幸福に貢献する人材に成長することが、僕の最大の喜びとするところです。

>いずれ、創価学会は衰退しますよ。
(中略)
>必ず、目を覚ます時が来るからです。

創価学会は、間違いなく日本の柱です。
日蓮大聖人は、「我日本の柱とならむ」と誓っており、その精神を最も体現されているのが池田先生です。
その先生が築かれた創価学会が衰退するときは、日本のみならず人類の滅亡を意味するでしょうね。

>私は、日本人の権利を侵害し、在日朝鮮民族の利権拡大を
>図る為だけの出先機関が創価学会、
>それに付随するのが公明党だと認識しています。

日本人の政治意識を高めたのは、間違いなく創価学会の政治活動によるものです。
公明党の出現以前、事務所費程度の問題は、顧みられることはありませんでした。
それに、大企業等既得権益の代弁者たる自民党と、組織化された労働者を代弁する社会党の狭間に、未組織労働者は政治の恩恵を受けることなくうち捨てられていました。
そこに光を当てたのが公明党です。

>ですから、今後も学会批判を辞める事はありませんが、
>それでもよろしければ、今後とも、宜しくお願いします。

異なる視点からの批判であれば歓迎します。
自分たちの視点だけでは、気がつかないということもありますし。
単なる風評ではなく、あくまでも事実に基づく批判をしていただけるのであれば、今後ともよろしくお願いしたいものです。

Posted by: にっし~ | 2007年08月20日 23:14

同期のWくんです。:

 大人だね~にっしー。
 俺だったらブチ切れちゃうけどね。
 こんなバカな批判書き込まれたら。

Posted by: 同期のWくんです。 | 2007年09月13日 09:01

同期のWくんです。:

 憲法上も法律上も問題の無い
「宗教団体による政党支援」
を、なんで世間体のためにやめにゃならんのか?
 そんな思考回路で、裁判員制度が始まってから裁判所に呼ばれて、まともな法的意見を言えるのかね?

 あと、天皇陛下を意味もわからず敬っている右翼ちゃん。
 あんたはどこの名門・名家の生まれ?
 天皇家に連なる血筋なら、そういう感情を持ちたくなるのもわかるがね。
 どこの馬の骨かもわからんやつらが、なんで天皇陛下をそんなに大切に思うのかね?
 右翼の思考回路はまったく理解できません。

Posted by: 同期のWくんです。 | 2007年09月13日 09:10

>同期のWくんです。さん

>俺だったらブチ切れちゃうけどね。
> こんなバカな批判書き込まれたら。

将来のお客さん(依頼者等)かも知れませんからw

Posted by: にっし~ | 2007年09月13日 18:05

包容力ありますね!:

にっし~サン、力あらば一文一句なりとも語らせたもうべき。との言葉通り対話されてますね!

創価学会に対して興味や疑問を抱いている方がいらっしゃれば、池田大作SGI名誉会長の世界の国々から戴いている数々の名誉教授や名誉市民等その他たくさんの評価実績をもっと知って頂ければ創価学会に対する本当の姿がわかるかと思います。騙そうと思っても、世界中の第一級の知性の方々を騙し続けることは絶対に出来ないですよ!真っ直ぐの曇りなき目で見て頂ければ嬉しいです!一番分かりやすいのは、月一回、同時中継というのを各創価学会の文化会館で行なっています。池田先生のスピーチが聞けるチャンスですのでぜひ、ご自身で判断する上でも聞いて肌で感じてみてください!!百聞は一見にしかずです!創価学会の人に同時中継に行きたい旨を伝えるか、会館で任務に着任している創価班の方に言えば大丈夫だと思います!

Posted by: 包容力ありますね! | 2007年09月24日 23:59

同期のWくんです。:

 日蓮や創価学会が政治に介入する(した)ことを仏教の精神に反していると思っている日本人は多いようですが、そもそも仏教の開祖である釈尊も、国王に対する自己の影響力を行使して、4回、戦争を止めています。
 その内訳は、阿闍世王に対して1回(佛說長阿含經卷第二を参照)、波瑠璃王に対して3回です(增壹阿含經卷第二十六を参照)。
 しかも波瑠璃王に対する3回は、自己の親族を救うという私的な目的のために、自ら王が進軍してくる道に出向いて、座りこみによって抗議の意思を示したものです。
 これらの事実を考えれば、日蓮や創価学会が自己の理想を実現するために政治的影響力を行使し、政治活動を行っても、仏教の精神に反するということにはなりません。
(↑個人で調べた内容ですが、破折に使えそうなら使ってください)

 日本国憲法上も、先進諸国の実情に照らしても、創価学会の政治活動に問題が無いのは、にっし~が既に述べているとおりです。

Posted by: 同期のWくんです。 | 2007年10月12日 06:30

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