みのや雅彦 ライブツアー2008「がんばってね」ファイナル(Zepp Sapporo)報告
12月6日(土)。
いよいよ待ちに待った師匠コンサートだ。イベントのコンサートは今年2回見ているけど、ソロライブは約1年ぶりの私。
一緒に行くKサンと5時に待ち合わせ。ススキノ駅からZeppに向かって南下して歩いていくと、次第に、そこは「ホテル街」・・・。あらら、この道を往けば、こうなるのね。。。迷わず往けよ。。。往けば。。。・・・ま、少し気まずくなりながらも、Zeppに到着。
入り口前で、Joeさんが誰かとお話している姿を発見。師匠のアルバム「MINOYASONGS」の中でカヴァーされた「ロードショー」のジェームス西田さんだった。Joeさんに紹介してもらって、ジェームス西田さんに私もご挨拶。サングラスにストールにブーツ・・・そんな「みのや影武者スタイル」の出で立ちの私が「お坊さん」ということを告げると、面白がってくださった(笑)
会場は5時15分。続々とお客さんが集まってくる。Zeppの会場前に、師匠のコンサートに並ぶ行列が出来ている。約1000人のお客さんが来たらしい。行列に並び、会場に入る。
会場の中で、このブログをご覧いただいている方から、何人も声を掛けられた。「いつも見てます!」とか「発見しちゃいました!」とか「あ、坊さんシンガーだ!」とか「更新サボるときありますよね!」とか(笑) 色んな人が、そんな声をかけてくださるのが、恥ずかしいやら、嬉しいやら。サングラスをかけていて良かった。
SACONさんのオープニングアクトが始まったくらいに、席に座る。SACONさん4曲披露。高音がキレイで、感じのいい青年だった♪
・場内アナウンスが入り、6時を過ぎてしばらくすると、師匠ご本人の声で「楽屋からの中継」。師匠が1人芝居で、本番前の本人にインタビューし、やがて千春さんやアントニオ猪木のモノマネも登場。会場が和んだところで、
午後6時10分
オープニング。
バンドのイントロが入り、スーツ姿の師匠が登場。久しぶりに見たその「姿」に、もう胸が熱くなる。
1・僕たちは・・・
2・遠い初雪
バックバンドは6人編成。その中には、かつて一緒に数多くの名勝負を繰り広げてきたギタリスト・ジョニー曽山さんの姿も。
「僕たちは」・・・・この歌の世界は、僕の大学時代つるんでいた4人の男仲間が浮かぶんですよ。学生時代に車であちこち遊びに行って、バカを言いながら、たまにシリアスになって空を見上げてたあの頃が浮かぶんです。
「遠い初雪」・・・・このシングルCDがマジックアイランドから出た時、師匠がまたCDを出した!のがものすごく嬉しくて、何回も何回も聴いてた想い出の曲。原曲は、もっと前に京都MUSE時代のライブで聴いてた記憶が。 歌詞は師匠の作品ではないけれど、都会の朝に、遠い故郷や離れた彼女、ふと立ち止まると胸の中に渦巻くセツナサに気づきます。
「遠い初雪」でスポットに照らされ浮かび上がる師匠の「表情」、間奏の時の「たたずまい」に、心の中で、「カッチョいいっす」と叫んでいた私なのでした。
・MC
最初の挨拶。勢いのあるいつもの師匠のトークが、さぁ、始まった!!
「まず、2曲、歌ってあげまし・・・いや、聴いていただきました・・・言葉づかいに気をつけなきゃ・・・・・」
いつものフレーズながら、一気に和む。自身の歴史を少しふり返りながら、本名の 「簑(みの)」という字は、“竹カンムリに衰える”・・・と。松山千春サンは、いきなり「松」だぞ!しかも、松が「山」で、 俺は「竹」が「衰えて」、「谷」だもの!うまい!!
最後まで楽しく哀しくよろしく!!
3・今夜、歌う街へ
4・羽幌より~憧れのフォークシンガーへの手紙~」
「今夜、歌う街へ」・・・・・この歌が完成したのが2004年の「オールニューソングライブ」だった。歌を想いを伝える為に、旅をする師匠が出逢う風景の中の姿と決意がカッチョよくせまります。
「羽幌より」・・・・スリーフィンガーで早口で歌うこの歌。途中からバンドが重なる。ってか、バンドが入る「羽幌より」は初めて聴いた。この歌を聴きながらいつも思う。名曲はバラードだけじゃないと。
・MC
イスに座り、ギター1本の弾き語りのセットをしながら。
東京の銭湯で、按摩機をススメるスタッフのオバチャンに「プロレスラー」と間違われ、「歌手です」と答えてもめんどくさいので、「実はな、俺はマスクマンで素顔は知られていないんだ・・・」と耳打ち。それでもしつこいオバチャンに「オロロン仮面だ!」と名のった話。僕も、職業を聞かれて困る時がある。なんとなく「お坊さんです」と答えにくい空気を感じると、まためんどくさくなるなぁぁって思う場面によくであうので。
5・信愛
いやぁぁ。。この名曲が聴けるとは。。。私が師匠のファンになった昭和60年頃、京都のライブでも一番人気だった曲。あの頃はEm始まりだったけど、今回は、5capoで。コピーをすると ♪気が遠くなるほどに愛しさ込み上げ~~て~~ の辺りのコード進行がヤヤコシイ(汗)
・MC
「突然に歌いたくなった」と言って、スタッフに別の歌詞カードを持ってくるように指示をし、
6・雪・・・
これも「信愛」と同じアルバムに収録。懐かしいですねぇ。
昔、京都のライブで、
♪ふたりはなればなれ~~それは辛いこと~~~
という歌詞を、
♪はなればなれに暮らすぅぅ~~~それは辛いこと~~~
と歌ったことがあった。それ以来、僕はこの歌をコピーするときは、あえて、♪はなればなれに暮らすぅぅぅ~~~ と歌ってきた。
今回は、
♪だからこうして今夜も~~~
の部分を
♪だからこうして毎日ぃぃ~~
と歌ってた師匠。聞き慣れた歌の歌詞が「ハプニング」か「意図的」かによって原曲と異なって歌われた場合。僕は、肯定的に捕らえたい。その歌が、また違った「表情」としてせまってくる場合があるから・・・。
・MC
ギターのチューニングしながら、「お客さんもどうぞ、この間にどうぞどこかしら狂っていますから、チューニングを!!」 あ、このネタ、パクッたことアリマス・・・・
小学校時代に大好きだった先生が転勤になることになり、クラスメイトがみんなで羽幌駅に見送り。天才みのや少年は、「その他大勢」として大好きな先生を見送ることがイヤで、駅には行かず。やがて汽車が走り出して見えるであろう「線路脇」に立って待っていた。・・・・でも、そこは汽車の進行方向とは「逆」の場所だった・・・・。
7・あの日に帰れる汽車があるなら
・MC
あちこちに旅をする話の中で・・ある泊まったホテルで、朝食を食べに行ったのに、いつまで待っても出てこない。いらだちを抑えながら、訊くと、厨房スタッフが急に休んでしまい、人手が足りないらしい。で、見るに見かねた師匠は、他のお客さんの食べ終わった食器を片付けるのを手伝ってあげた話。
・・・・・なのだが、これを、ステージ前方で、身振り手振り大げさに、ノーマイク状態で、再現する師匠。(身振り手振りノーマイク再現MC?第3弾。恒例になるか??) このネタあたりで、お客さんとの距離もグーンと近くなった。
8・笑えないピエロ
「MINOYASONGS」でのコードではなく、原曲のコードで。歌い出しから拍手が。
・MC
義姉さんが今年亡くなったが、その数日前に姪っ子チャンが出産。病床で孫との対面をした義姉さん。人間の死と生の壮絶さを見た、という師匠。
母を亡くした姪っ子の為なら「何でもしてやろう!」という決意をラジオで話した師匠。シリアスな話になっていくのかな?と思いきや、
その話をしたラジオを姪っ子チャンがたまたま聴いてたらしく、あるとき「ジンギスカンが食べたい」・・・とのリクエスト。断ろうとすると、「ラジオでたしか言ってたよね、姪っ子の為ならって・・・。」 姪っ子チャンに弱い師匠。断れずにジンギスカン屋へ。しかし、お客さんで混んでいて待ち時間があり、予約をして「時間をつぶす」のではなく、有意義にその待ち時間を過ごそう、と姪っ子ちゃんの行きたいブティックへ。そこで、2万円もするパジャマを・・・・結果として買わされちゃった師匠なのでした・・・。
9・流れゆく雲のように
10・白い嵐
「流れゆく雲のように」・・・・師匠がお父さんを亡くした時に、自然に浮かんで来た曲だそうだ。前に旭川のFM番組の中で、ウチの寺での師匠ライブの話になり、僕の事を話した師匠が、「アイツ(KONO)は坊さんだからアイツに合う歌を・・・」ってこの歌をかけたと聞いた事があるのを思いだしてた!!
「白い嵐」・・・・お馴染みのデビュー曲も、「MINOYASONGS」でのコードでの演奏。Emからではなく、Dm7から始まる。原曲のコードに慣れてるから、コピーが難しそう。でも、最後のサビ部分が来ると、転調した感じでさらにハイトーンになるのだが、そこからは実はEmのコードになっている。どう歌っても味わいがある。やはり「白い嵐」・・。大好きな別格な曲です。
・MC
デビュー時、ソニーから「北海道最後の大型新人」として期待されてたこと。その後、売れなくて、苦労した話。ソニーから「解雇通告」された時に、「解雇」ではなく「蚕(かいこ)」になる?と思ったというジョークも。
その後立ち上げた事務所「スーパーラッシュ」時代の話。社長のオカミさんからもらったコンビニ袋のおでんの下に入ってた千円札2枚の話・・・・。
何度も聞いてきた師匠のこれまでの道、俺はファンとして、オンタイムで見てきた。ずっと師匠の姿を、ファンとして追いかけてきた。そんな自分も重ねて聞いていた。
そして、
「売れなくてよかった。つまづいたから、みんなに喜んでもらえる良い歌たちが生まれた・・・」
と語る師匠。蚕、いや、解雇になったソニー時代の初代マネージャだった須川さんという方が、今日歌っている会場、ZeppSapporoの現在支配人になっているという。そういう部分もドラマチックだ。
次の歌を歌い出す直前に、師匠は、ステージ前方をまっすぐ見つめて、熱い声で言った。
「須川さん、俺、続けてきたよ・・・・」
11・夜汽車
「夜汽車」・・・・実は、2002年12月6日(6年前)のウチのお寺での師匠コンサートの本編ラストもこの「夜汽車」でした。あのとき、主催者 兼 1日マネージャー をした私は、最後のこの歌を歌い終えて、ステージのソデに帰ってくるであろう師匠を待ちながら、カベにもたれながら、目を閉じて、この歌を聴いていた。ウチのお寺のカベに、師匠の「声」が反響してるのを「背中」で感じながら、師匠ライブを実現できた喜びに浸っていた・・・・そんな想い出の曲。
♪あしたへと向かっている あしたへと向かっている・・・・
静かだけど、孤独だけど、今後の決意を秘め、歩き出すんだ!という気持ち。あの日と同じように「確認」できた。
ギターで歌っていた師匠が舞台から消えて、ステージ上では、「夜汽車」の後奏部分がバンドで演奏されていた。
その間に、師匠は「衣装替え」。PPFMの今年ヴァージョンの「マント」にストールを巻いて登場。実は、今日の私は、昨年の道新ホールで師匠が衣装として着ていた昨年ヴァージョンの「マント」を着て来たので、なんか、ちょいと嬉しくて、ニンマリしてしまった!!
次からは、バンド演奏をバックに。
12・夢しかなかった
13・溶けだすほど
14・哀しいね
15・ふたつの気持ち
今回のコンサートは、ギタリスト・ジョニー曽山さんの姿を久々に見て、その演奏を聴けて、ものすごく良かった。
ジョニーさんを初めて見たのは、1990年頃、京都のMUSEホールでの頃かな・・・。白いOVATIONのギターを駆使しながらのジョニーさんと師匠との2人のステージは最高にカッチョよかった。 師匠とは気心の知れた仲間。そのジョニーさんと久々に同じステージになる今回は、師匠も嬉しそうに見えた。
ジョニーさん率いる今回のバンドは、ほんと、演奏もすごくうまくて(プロだもん、あたりまえか・・・)、師匠の歌の世界をテイネイにバックアップしてくれてるような・・・うん、「音」が良かった。アレンジも、CDになっている曲ならそれをあまり逸脱せず、それでいて、カラオケチックではない「音」で。
「夢しかなかった」・・・・今回は「MINOYA SONGS」バージョンでした。こっちもいい。
「溶けだすほど」・・・・激しい曲調に、だんだんこっちの気分も上がってくる。ドラムの音もベースもカッチョよくて、ズンズンと盛り上げてくれます。
ところが、次の歌、一転。
ピアノ(キーボード)のイントロから。。。「哀しいね」なのです。この歌、オレ、もう弱いのです。っていうか、この歌を師匠がエントリーしてくれたのが嬉しい。イントロの瞬間から、涙腺が決壊・・・・・・・。大切な人、愛した人と結ばれない、うまくいなかい、ハッピーエンドなんて見えない・ありえない状況で響く歌。2番の歌詞切なすぎる。僕もシロウトながら歌を作るから。
♪いつか君に贈った歌 聴かせて・・・と腕を掴んで もたれてきた横顔には 涙落ちてた
強く君の肩を抱いて つぶやくように口ずさんだ また会えるさ そう歌ったら 涙こぼれた・・・・・
そして、次の曲も、たたみかけるように 心を抉ります。
「ふたつの気持ち」・・・・もう泣きまくりでした。。ジョニーさんの間奏のソロも泣かせてくれました。
師匠のサングラスの下から、涙の流れた筋が2本見えていました。
・ MC
「夜汽車」を入れれば「5曲連続」で歌ったことになる。「やればできる・・」とは師匠。
今日のコンサートに、故郷・羽幌町から沿岸バスで3時間かけて、師匠の母上様がお見えだそうで、楽屋での話をまじえながら。 現在78歳のお母上様、「おしゃべり」のスゴサは健在!!電話をしてもほとんどこちらからは喋らせる間を与えず、自分がずっとシャベリ続けるくらいなのに、最近では、「オレオレ詐欺」を警戒し、師匠が電話しても、
「どちらのマサヒコさん??」
「あなたのマサヒコさん」
っていう間抜けなやりとりをしてしまっている・・・・等の「おっ母ネタ」。
故郷の母・・・
そうなれば、次は、この歌しかない。
16・空
♪思わず電話をかけ声をきく 笑わせながら涙落ちる
♪これまでの人生はどうです?
この箇所になると、何度歌っても、泣いてしまうという師匠。母への師匠の想い。
「空」が終わり、バンドメンバーは去り、
“ステージの中央から右よりの少し後ろ”の方に、ギター弾き語りのセットがされる。ひとりギターを抱え、イスに座る師匠。
なぜ、あの位置に座り、歌ったのか??
バンドアレンジで、壮大な曲 「空」で本編を終わるという流れがあるが、あえて、ここで、「状況転換」の意味を込めて、あの位置に座ったらしい。これについて、舞台監督や照明さんとの本番直前までの打ち合わせがあった上で決定した・・・と打ち上げの席で師匠から聞くことができた。
・MC
自分のライブには色んな人が来てくれる。悲喜こもごも。みんな色んな人生を抱えて、そして、コンサートに来てくれている。
先日乗ったタクシーの運転手さんに声をかけられた。今日のコンサートには行きたくても事情があって来られないらしい。でも、この時間になったら、「今頃、みのやさん歌っているなぁ」って想像してるから、俺の事、ちょっとでも思い浮かべて欲しい・・・そう運転手さんに言われたそうだ。
どうしようもない現実を抱えながら、それでも頑張っているみんなに。涙声の師匠。ギターを奏で始める。
17・がんばってね
今回のツアータイトル曲。この歌が、STVラジオの「10月の推薦曲」に選ばれた時、「新曲」でもないのになぜSTVは今さら???というクエスチョンが僕にはあった。過去のライブでも知ってた曲だし。曲調も歌詞も、コンサートタイトル曲になるような「大げさ」な歌ではない、と思っていた。ライブなら2曲目、CDならカップリングタイプな歌かと・・・。
励まし、とは言っても、煽(あお)るのではなく、現状を踏まえ、背中をゆっくりと押してくれる、本当にみのや師匠らしい「優しい歌」なのだが、
この「がんばってね」という歌、
「頑張れ」という言葉を使っちゃダメ。相手を逆に追い詰めることになるから・・・という「カウンセリングのマニュアル的世界」を超えた「がんばってね」だと思った。
この歌から、ステージから僕の胸に聞こえてきた「がんばってね」は、
「追い詰める」励ましではなく、
あなたを本気で見捨てない、という「温もり」だった。
今の状況を踏まえなきゃ前には進めない。でも辛い。でもまだあきらめたくない。もう頑張れない。もうどうでもいいか・・・
そんな状況下の自分を見捨てずに、見守り、温めてくれる、
そんな「大きな歌」になっていた。
歌い終わり、師匠が静かに舞台を去って、本編終了。
アンコールの拍手。(そのセッティングにスタッフが出てくるのがあまりに早いので、苦笑)
アンコール・1
衣装をまた変えて登場。アフガンストール柄の黒ノースリーブに、白ジャンを羽織り、PPFMのジッパー切り込みが足全体に広がってるデザインになっているデニムで、ロングブーツを履いて登場。
18・君を救けにいく
19・GOAL
「君を救けにいく」・・・・「遠い初雪」のカップリングの曲。師匠の歌の「世界観」が描かれた曲。「師匠の歌」が色んな姿になって、この「私」に聞える、届いてるのだ。
「GOAL」・・・・やはり、2番の「遅咲きの桜に」という箇所になるとグッとなる。
・メンバー紹介・・・・先ほども書いたけど、ジョニー曽山さん(エレキギター)を含め、キーボード、ベース、アコースティックギター、ドラムの5人で編成されたバックバンド。お一人お一人のお名前をチェックするのを忘れました。スミマセン・・・キーボードとベースの方は女性でした。
そして、アンコールのラストは、
20・傷ついた翼
勢いよく、激しく、カッチョよく、師匠がステージ上を歌いながら、叫びながら、動き回る。1番の終わった後の間奏で、白ジャケを脱ぎ捨て、舞台ソデのPAスタッフに対し・・・。あ、師匠がレスラーになった(驚)! そして、最後には歌いきって、膝を着いて倒れ込むような状態。
バンドの激しい演奏をバックに、
師匠の「水吹き!」敢行!!!!!!
歓声と拍手の中、師匠、ステージを去る。
再び、アンコールの拍手。(だ~か~ら~~~、そのセッティングに出てくるスタッフのタイミングが、またしてもあまりに素早いので・・・、苦笑)
アンコール・2
師匠が登場。 来年に向けての「想い」を語る。
「ハラハラさせるかもしれないけど、一度きりの人生だから、色んなことをやってみるから。そして、みんなに楽しんでもらえるように頑張るから。」
「ステージを立ち去りたくない!!!」
ギターを抱え、語りかけるように、
ラストソング。
21・笑うことも涙するのも
♪笑うことも涙するのも 生きている証ならば どうぞどうぞ心のままに あなたはあなたのままで♪
声が、言葉が、スーーッと胸に入ってくる。
♪どうかどうか明日がきっと 今日より いい日であるように・・・
最後のそのフレーズを繰り返し歌う師匠。色んな想いを、お客さんに語りかけるように。
以前、師匠と一緒に飲んだ時、
「俺は、どのアーティストより本気で心を込めて歌っていると思ってる。いや、他のアーティストが、私だって心込めて歌っているっていうかもしれない。だったら、俺は、それよりももっと心を込めて歌っているよ・・・本気で心配して歌ってるよ・・・」
そんなふうに、話してくれたのを思い出していた。
午後9時。終演。
本気で、優しく、熱く、激しく、可笑しく、そして、暖かい・・・
そんな人間・みのや雅彦ライブだった。
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