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群馬県立がんセンター、4月から入院再開
常勤医の退職などにより、平成19年4月から入院患者の受け入れができない状態が続いていた群馬県立がんセンター(太田市)で、来年4月から群馬大学医学部付属病院(前橋市)の産婦人科医3人が派遣され、入院業務が再開できる見通しとなったことが9日、分かった。
県病院局によると、県は同日までに、群大病院との間で、がんセンターへの産婦人科医の派遣について最終的な調整を進め、常勤医として3人の確保がほぼ確定。これにより、入院業務の再開が可能な見通しが立ったという。
同局は「がんセンター本来の機能として、婦人科の治療をできるようにするのは、最大の課題だった。関係者との協議を通し、検討を進めることができた」と説明している。
がんセンターでは、19年3月まで群大病院から3人の常勤医が派遣されていたが、退職者が相次ぐなどしたことから、入院業務を停止し、外来も休診。今年6月、県外の大学病院から非常勤の医師を招き、週1回の外来診療については再開していた。