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   魂ライフ フォト講座 第2回 -携帯電話で撮ろう！(屋外撮影編)-   
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フォト講座 第2回 -携帯電話で撮ろう！(屋外撮影編)-
■屋外で撮影しよう
まず、前回の屋内撮影と屋外撮影で、一番違う所を考えましょう。それは背景です。
室内での限られた背景とは違い、屋外ではカメラから見える風景がそのまま奥行きのある背景となります。
それをうまく利用することが屋外撮影では重要です。

第一回に引き続き、今回もソフビ魂イスラフェル甲・乙を撮影します。
（1）撮影場所を決めよう

イスラフェルのようなフィギュアの撮影に向いている場所は、そのキャラクターが存在してもおかしくない所です。
今回はスケール感を考えて、広い道と大きなビルがある場所を選びました。

（2）見晴らしの良い場所を選ぼう

地面の高さで撮ると、電線や車、人などが入りやすくなります。 そうするとイスラフェルのスケールと背景が合わなくなってしまうのです。 巨大キャラクターは高い場所で撮影してもOKです。なので、今回は歩道橋を選びました。(これは撮影の際に邪魔となる物が映りこまないようにするのが目的です)
この背景でイスラフェルを撮影しますこの背景でイスラフェルを撮影します
スケール感を考えて、周りに障害がない場所が◎ space 低い場所は車や人が入りやすいのです space このような場所はなかなか撮影しづらい
スケール感を考えて、周りに障害がない場所が◎ space 低い場所は車や人が入りやすいのです space このような場所はなかなか撮影しづらい
撮影が原因で大事故になる可能性もあります撮影が原因で大事故になる可能性もあります
 （3）方角を決めよう

屋内で撮影する場合と同じく「影のできかた」を考えましょう。
屋外での照明は太陽です。太陽の位置で影のできる方向が変わってきます。今回はレフ板(白い布や紙で光を反射させるための道具)等の補助機材を使用しないので、方角にも注意します。太陽にフィギュアの背を向けて撮ると逆光になってしまい、顔が真っ暗…、なんて事になってしまいます。

歩道橋の様な高い場所での注意があります。
「絶対にフィギュアを落とさないようにすること」です。
下に車や人がいたら、思わぬ事故や怪我の原因となる場合があります。 特に歩道橋の欄干(柵の手すりの部分)に直接置くのは絶対にやめましょう。

そこでアイデアを1つ紹介します。
あらかじめフィギュアを立たせて固定する板を用意しておく事です。

今回は下の写真のような、スチレンボードにグレーの紙を貼った物を用意しました。フィギュアの足の裏に両面テープを貼り、板に固定するだけです。これで立たせるのが難しい形のフィギュアでも倒れにくくなります。この板は撮影の際に重宝しますよ。

グレーのボードを用意 space 両面テープでボードにしっかり固定
グレーのボードを用意 space 両面テープでボードにしっかり固定

こんな感じです。難しいスケール感もクリアこんな感じです。
難しいスケール感もクリア
トリミング加工後
 （4）水平線を合わせよう

では撮影しましょう。
イスラフェルの向きや角度を決めます。
その際、そのキャラクターが背景の世界に存在しているかのごとく違和感がないようにしなければいけません。
そのためには、携帯カメラから見た背景の水平線(空と陸の境界線ですね)に合わせてフィギュアを立たせるのがポイントです。
それを助けてくれるのがイスラフェルを立たせた先程の板です。
板を延長した先はイスラフェルの水平線になります。

簡単でしょ？


←画像ソフトで不要な部分をトリミングすると・・・こうなります。
（5）巨大感を出すには？

基本的に室内での方法と同じです。
「足元の高さから撮る」でOKです。
屋外の場合、これに加えて背景を合わせてさらに巨大感を演出しましょう。

（6）他の場所でも撮影しました

ちょっと移動するだけで景色ってガラっと変わります。
思いつき感覚で撮影しました。
イスラフェル甲&乙のカットは迫力ありますよね。
今回も足下から撮影今回も足下から撮影
イスラフェル甲&乙襲来 space スケール感を大切に
イスラフェル甲&乙襲来 space スケール感を大切に


2回にわたる携帯電話による撮影基礎講座はいかがでしたでしょうか？
僕も携帯のカメラでこんなに撮影したのは初めてで、良い経験になりました。
高瀬ゆうじ　高瀬写真事務所　魂ウェブ　フォト講座　写真講座 講師：高瀬ゆうじ（高瀬写真事務所）
連絡先：yuuzi.takase@office.nifty.jp


■ アーカイブ
・ フォト講座 第3回 -ポージング講座(初級編)-
・ フォト講座 第2回 -携帯電話で撮ろう！(屋外撮影編)-
・ フォト講座 第1回 -携帯電話で撮ろう！(屋内撮影編)-
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