【コラム】　迷惑メールっていったい誰が送ってくるの？

迷惑メールってほんとにメーワク。毎日毎日、誰がこんなに送ってくるの？　と思っているあなたも、実は知らないうちに迷惑メールを送っているかもしれない…なんて、そんなオソロシイ話があるって本当ですか？

----------------------------------------
迷惑メールって誰が送ってくるの?
あなたのパソコンを狙うゾンビPCって何者だ?（2005年11月17日号）
これは、ユーザーの知らない間に誰かに操られて悪事を働くパソコンのこと。悪徳業者が、自らの手を汚さずに迷惑メールを送る手段として利用しているのだ。
----------------------------------------

なんと2005年4〜9月期に送信された迷惑メールの60％以上が「ゾンビＰＣ」の仕業だというデータもあるというのです。自分のPCをゾンビ化させないためには、古いウィンドウズOSを「ウィンドウズXP　SP2」にするだけでも効果があるとか。せめて自分のＰＣはゾンビ化させないように気をつけたいものですね。

また、別に読みたくもない広告を送りつけてくる迷惑メール（＝スパムメール）もウンザリしてしまいますよね。あまりに悪質なケースもあるため、世界的にはスパム業者（スパムメールを送りつけてくる事業者）に対する厳罰化が進んでいるようです。

----------------------------------------
スパム業者に2億3000万ドルの罰金！
レンタルサーバ会社vsスパム業者知られざる戦いの裏舞台とは（2008年6月13日）
「スパム業者に対し、アメリカの裁判所が2億3400万ドルの損害賠償支払いを命じるなど、世界的に厳罰化が進んでいます。日本も2008年5月末の法改正で、罰金額が100万円以下から3000万円以下に引き上げられました」（レンタルサーバ会社のベテラン管理人・Aさん）
----------------------------------------

罰金を引き上げたり、広告メールを送るときの法的な規制をかけることで、最近はずいぶんスパムメールを送りづらい状況になりつつあるよう。とはいえ、まだまだ撲滅への道のりは長そうだとか。

大量に送りつけられてうんざりするスパムメールですが、たまにものすごく気を引く件名ってありません？　例えば、件名に「混浴のことですが…」とか書かれていると、スパムメールだとわかっているのについついメールを開いちゃったりして…。このように、人の気を引くメールのタイトルって、うまく参考にすればビジネスにも生かせたりしない？

----------------------------------------
思わずクリックしちゃう!?
スパムメールから学ぶ人の心を引きつけるメールのタイトル術（2007年11月9日号）
「まずは“用件をタイトルで言い切ってしまわない”ことですね。例えば『借金返済の件』などと書かれていたら、本当に借金をしていても、絶対に開きたくない。でも、『先日の件ですが、とても困ったことが起きています』なんて書いてあると、同じ内容でも、なんだろうって気になってきます。用件を明示せず、示唆することで相手の想像力を膨らませるんです」（サエキけんぞうさん）
----------------------------------------

想像力をかき立てる件名をつけることが、人の心を引きつけるメールのコツだったのですね。とはいえ、あまりストレートな文言過ぎてもダメなケースもあるようで、あくまで「カスっている」キーワードを使うのがポイントなんだとか。いやはや、メールの件名ひとつとっても、奥が深いものですね…。
（R25編集部）

迷惑メールっていったい誰が送ってくるの？はコチラ

※コラムの内容は、フリーマガジンＲ２５から一部抜粋したものです

■「IT」に関する過去のイチオシ記事
・あなたのパソコンを狙うゾンビPCって何者だ?　(2005.11.17)
・レンタルサーバ会社vsスパム業者知られざる戦いの裏舞台とは　(2008.6.13)
・スパムメールから学ぶ人の心を引きつけるメールのタイトル術　(2007.11.9)

フリーマガジンＲ２５の記事をもっと見たい方はコチラ。