データ通信マメ知識
高速を売りにした他社のデータ通信サービスが増える中、根強い人気を保つウィルコムのAIR-EDGE。
ウィルコムの強さの秘密を、『ネットワーク』という視点から探ってみましょう!
アグレッシブにカニを挑発する自信家。最近購入したスポーツカーが自慢だが、渋滞でなかなか飛ばせない。
燃費が悪いこともちょっと気にしてる。
おサルさんの挑発に乗らず、着実に進むしっかり者。
渋滞につかまることが少なく、いつも予定通りに到着する。
愛車の燃費がよくガソリンも長持ち。
速いスポーツカーも道路が渋滞すればノロノロ運転するしかありませんが、実はモバイルデータ通信も同じです。
基地局(アンテナ)ひとつあたりで行えるデータ通信の容量には限界があります。同じ基地局の利用者が増えすぎると渋滞となり、仮に理論速度が速いサービスでも一人あたりの実際の速度は低速になってしまいます。
携帯電話はひとつの基地局で数百m〜数kmの広い範囲を
カバーする「マクロセル方式」を採用しているので、
同じ基地局への「アクセス集中=渋滞」が起きやすい特徴があります。
一方、ウィルコムは数十〜数百mごとに細かく基地局を設置する
「マイクロセル方式」を採用しています。
カバーエリアが細かいほど同じ基地局の利用者は減少しますので、
当然、アクセス集中は起きにくくなります。
つまり、ウィルコムなら、アクセス集中による速度低下が起きにくいのです。
高速道路がいつも渋滞していたら新しい高速道路を建設すると解消できます・・・(多分)
ケータイのネットワークも同様で、トラフィックの高いエリアには、
基地局をたくさん設置することが効果的です。
ウィルコムでは、周辺の基地局の通信状況を確認し、
常に最適な通信チャンネルを割り当てる
「ダイナミック・チャンネル・アサイン(DCA)」という
制御方式を採用しています。
この技術により、隣り合う基地局と干渉することなく、自由に基地局を設置できるので、局所的なトラフィック増加も短期間で解消可能です。
特に、データ通信では、昼間のオフィス街や、夜の住宅街など“超局所的エリア”でトラフィックが急増しますが、ウィルコムなら、DCA技術により、そのような“超局所的エリア”にも多数の基地局を設置し、安定した通信サービスの提供ができるのです。
ウィルコムは、2009年度に次世代高速通信「WILLCOM CORE」のサービス
を開始します。サービス開始当初の速度は20Mbpsを予定。
将来的にはさらなる高速化を実現する計画です。
『マイクロセル方式』のウィルコムだからこそできる、
速度が落ちにくい、「本当のモバイルブロード
バンドサービス」の実現を目指していきます。