東京・市谷の防衛省敷地内にある駐屯地の独身男性向け隊舎で不法侵入を繰り返していたとして、防衛省情報本部は9日、同本部電波部の男性2等海尉(29)を停職9日の懲戒処分にしたと発表した。2尉は「(男性隊員の)寝顔を眺めるのがおもしろかった」と話しているという。
侵入目的については「借金返済のための窃盗」としつつも「何も盗めなかった」。また、侵入された部屋に荒らされた形跡はないという。
同本部によると、2尉は10月8日午後5時ごろ、市ケ谷駐屯地にある独身・単身の男性が住む隊舎に入り、鍵がかかっていない4〜5部屋に侵入したという。
2尉は5〜9月に、計10回ほど隊舎の部屋に侵入したことも認めており、警務隊が捜査を続けている。