県内ニュースNICU6床整備、来年7月稼働 山形大医学部が発表
2008年12月09日 09:53
山形大など9つの国立大病院に新生児集中治療室(NICU)を設置する文部科学省の整備計画を受け、山形大医学部は8日、NICU6床を整備し、来年7月の稼働を目指すと発表した。嘉山孝正医学部長らが記者会見した。全国的に不足が指摘される産科医、新生児担当医の確保・育成が課題とし、「県立中央病院と山形済生病院、医学部付属病院による現在の周産期医療のネットワークは維持する」と強調した。 その上で、厚生労働省が定める「周産期母子医療センター」の施設基準について、医師の確保など現場の実情に合わないと指摘。厚労省の基準にこだわらず、教育・研修機能を含めた高度周産期医療の充実を図っていくとした。 会見には、阿彦忠之県健康福祉部次長も出席。3病院と鶴岡市立荘内病院について、周産期医療の「ネットワークセンター(仮称)」として、県独自に指定する構想を示した。
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