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美少女キャラの“非処女発覚”にファン暴走!

人気漫画「かんなぎ」無期限休載

 アニメファンに人気の美少女キャラクターが処女ではなかったことに怒ったファンが原作漫画の女性作者に抗議し、漫画の連載が無期限休止に追い込まれた可能性が高いことが分かった。今回の“非処女発覚”には多くのファンが衝撃を受けているが、中には「実力行使」で抗議する者もおり、ネットなどで騒ぎになっている。

 無期限休載が明らかになったのは、女性漫画家の武梨えり氏が「月刊ComicREX(コミックレックス)」(一迅社)に連載中の人気漫画「かんなぎ」。美術部員の男子高校生が美少女の精霊像を作ったところ、その像が神様の「ナギ」と名乗って動き出す、という物語。今年10月にアニメ化され、原作も同時にブレークした。公式ファンクラブには約1000人が登録している。

 問題のシーンは先月9日発売の12月号に掲載。主人公の高校生に思わせぶりな態度を示してきた「ナギ」に、実はイケメンの恋人がいたことが発覚。不純な関係を思わせる劇中の描写から「非処女だった!」と騒ぎになった。

【「2ちゃん」に本を破った写真をアップ】

 怒りが頂点に達したファンの1人は先月15日、巨大掲示板「2ちゃんねる」に、原作コミックス全5巻分をビリビリに破った写真をアップ。さらに今月5日夜、その実物を作者の実家に送りつけた、と書き込んだ。

 この行為に反発した別のファンらが、かんなぎ休載に関する投稿を連発するなど注目が集まる中、きょう9日発売の「月刊ComicREX1月号」で突如、無期限休載が発表。理由について発行元は「先生の体調不良」としか明かさず、夕刊フジの取材にも一貫して「担当者が出勤していないので分からない」と答えるのみだ。

 しかし、オタクの漫画文化に詳しい、フリーライターの篠本634(ムサシ)氏は「体調不良とはいえ、無期限休載は異常事態。今回の非処女騒動が引き金になったのは間違いない」とみる。

 「『かんなぎ』は“萌え”要素と、キャラの神秘性=処女性のバランスが完璧だっただけに、裏切られた感が強い。たとえていえば、『ドラえもん』のしずかちゃんや『タッチ』の南ちゃんが、実は主人公でもない別の彼氏とヤっていたようなもの。一部のファンはその悔しさをどこかにぶつけないと気が済まなかったのだろう」(篠本氏)

【「処女信仰あるのでは」】

 ネットに詳しいジャーナリストの井上トシユキ氏も「現実の女性関係がうまくつくれない男が2次元にハマり、『美少女キャラなら安心して疑似恋愛できる』『男とセックスなどするわけがない』と信じる強固な“処女信仰”が生まれる。他の男に抱かれていることなど想像もできないのだろう」と話す。

 同誌では今年1月にも、連載開始直後の新作を何者かがブログで執拗に中傷。その直後、作者が急逝したため、わずか2回で連載が中止になっている。

ZAKZAK 2008/12/09