2008年 12月 8日
倉敷美観地区で柳のせん定
倉敷市の倉敷美観地区で、年末年始の観光シーズンに向け、柳のせん定作業が始まりました。倉敷美観地区を流れる倉敷川沿いには、約800メートルに渡って170本の柳が植えられています。8日、6人の作業員がハサミなどを使って、長く伸びた柳の枝を切り落としていきました。柳のせん定は、枝が生い茂ることで、美観地区の景観が損なわれるのを防いだり、害虫が付きにくくするため、年に3回行われています。特に12月のせん定は年末年始の観光シーズンに向け木の形を整えたり、春の芽吹きを良くするため、いつもより多めに枝を切り落とします。この倉敷美観地区の柳のせん定は、今月13日まで行われます。

三木町の下水処理場建設 新候補地を検討
香川県三木町が計画する下水道処理施設の建設地をめぐって町と地元住民が対立している問題です。8日、町は新たな候補地を検討していることを明らかにしました。三木町の平井勇副町長が町役場を訪れた反対する住民グループ、「ウォーキングセンターを守る会」のメンバーに明らかにしたものです。新しい候補地は新開地区にある遊休地、約6000平方メートルで地元の住民と企業が所有しています。今月1日、下水処理場の早期建設を求める新開地区の自治会から建設に協力する申し出があり、すでに土地の所有者も建設に同意しているということです。三木町は町が所有するウォーキングセンターの敷地内に下水処理施設の建設を計画しています。しかし地元の住民が憩いの場となっているとして反対運動や住民監査請求を行うなど調整が難航し、県からの補助金も凍結されています。処理場の建設はすでに議会で決まっていて町は慎重に検討した上で判断を下すことにしています。

WTO農業交渉でJAが関税維持を訴え
岡山県内の農産品を価格の安い輸入品から保護しようと県内のJAグループが8日、関税の維持をなど求める緊急集会を開きました。この緊急集会はWTO・世界貿易機関の農業交渉が大詰めを迎えているのを受け開かれたものです。今回の交渉で、日本は、コメや小麦、乳製品など例外的に高い関税が認められる品目の数をできるだけ維持し、国内農業を保護することを主張しています。緊急集会では食糧自給率を向上させるためにも日本の主張を通すことを求める決議を採択しました。WTOの農業交渉は年内の合意に向け、今月中旬にも、閣僚会合が開催される見通しとなっています。

津山市で住宅火災 離れを全焼
7日夜、津山市で住宅の離れを全焼する火事がありました。ケガをした人はいませんでした。7日午後6時ごろ津山市新田の会社員、宗平勝さん(64)の住宅の離れから煙が出ているのに家族が気づき119番通報しました。この火事で木造瓦ぶき平屋建ての離れ、約60平方メートルを全焼したほか隣接する母屋の一部を焼き火は約50分後に消し止められました。宗平さんは4人家族で出火当時、全員、母屋にいたため避難して無事でした。火元は離れの台所付近と見られ、警察と消防は実況見分を行って火事の詳しい原因を調べています。

正月に飾られる南天の収穫最盛期
正月の生け花や門松などに飾られる南天の収穫が新見市で最盛期を迎えています。新見市の草間カルスト台地は石灰質の土壌で南天の生育に適しています。新見市草間の農業、杉基さんは30年ほど前から栽培に取り組んでいて畑には大人の背丈ほど伸びた南天が一面、真っ赤な実をつけています。南天は災難の「難を転ずる」という語ろ合わせで正月の生け花や門松などに飾られます。今年は天候に恵まれことから実の付きや色づきは上々とのことです。収穫した南天は幹の長さなどを揃え、今月19日ごろから山陰や沖縄の市場に約6000本が出荷されるということです。