2008年12月9日 10時59分更新
うどんやそうめんに適した新たな国産小麦の品種の開発など、農産物の自給率を高めるための最新の研究成果を展示する会が岡山市で行われています。
この展示会は、岡山市の中国四国農政局が開いたもので、農政局の中にある展示スペースでは、食糧自給率を向上させるために独立行政法人の研究機関が行った、さまざまな研究の成果がパネルで紹介されています。
このうち、開発中の国産小麦「中国157号」は、機械を使ってつくるそうめんやうどんに向いている品種で、色やつやなどは輸入小麦とそん色なく、粘り気が強く加工しやすい特長があります。
また、畜産業の分野では、これまで商品価値が低いとされていた繁殖を終えたメスの和牛を放牧するだけで、健康によい成分が増えるという研究成果が発表されています。
展示ではこうした研究成果を生かせば、国内産の消費が増え、食糧自給率も高められるとしています。
この展示会は、岡山市にある中国四国農政局の「消費者の部屋」で、今月26日まで行われています。