岡山放送局

2008年12月9日 10時59分更新

岡大理学部が試験で出題ミス

岡山大学で6日行われた理学部の試験で、小論文の問題に出題ミスがあったことがわかり、大学では、この問題を採点の対象から外したうえで、受験者全員に謝罪の手紙を送りました。

出題ミスがあったのは、岡山大学理学部物理学科で6日行われたAO入試と呼ばれる試験です。

岡山大学によりますと数学の小論文の問題について、試験当日に数学が専門の教授が問題の確認を行ったところ、問題文の中に通常、高校では習わない「べき級数」という言葉が使われていることに気づいたということです。

このため岡山大学では出題のしかたが適切でなかったとして、この問題を採点の対象から外したうえ、受験した19人すべてに8日、謝罪の手紙を送ったということです。

岡山大学の佐藤豊信副学長は記者会見をして、「今後、このような不適切な問題を出題することがないよう点検の体制を強化したい」と述べました。