県内は、7日も寒く、今年一番の寒さを記録しました。この寒さの中、宮崎市の大淀川に7日、2羽のハクチョウが姿を現しました。県内に姿をみせるのは珍しく、つがいとみられています。このハクチョウ、「コブハクチョウ」と呼ばれる種類で、その名の通り、くちばしの付け根にある黒いコブが特徴です。コブハクチョウは、主に、ヨーロッパや中央アジアに生息していて、この2羽は、宮崎市の遊園地から逃げ出し、加江田川付近で野生化したものと見られています。(日本野鳥の会・鈴木素直さん)「犬だとか猫だとかいたち、カラスに襲われないような条件が、加江田川と清武川の河口に残っていて、それがたまたま大淀川に来る」7日、宮崎市に現れた2羽の「ハクチョウ」。今年も、いよいよ冬本番を迎えました。
麻生内閣の支持率が、異例の急落、JNNの世論調査では、23.9パーセントにまで落ち込みました。11月の調査よりも、20ポイント以上も落ち込んだ麻生内閣の支持率。県内の反応を取材しました。国民的人気の高さを背景に、今年9月に誕生した麻生政権。発足から2か月余りで、目玉としていた景気対策をめぐる自民党内の迷走や、相次ぐ問題発言などが影響し、支持率が急落しています。6日と7日に行ったJNNの世論調査によりますと、麻生内閣を「支持できる」と答えた人は、11月より23ポイント余り減って、23・9パーセント。逆に、「支持できない」と答えた人は、11月より約25ポイント増えて、75.2パーセントでした。これは、わずか1年で政権を放り出した福田内閣の最低支持率と、ほぼ同じ水準となっています。(県民は)「私が前に思っていたよりかは、ちょっともの足りないかなという気はします。」「還付金を出すでしょ。あれなんか必要ないと僕は思います。」一方、9月の自民党総裁選で、地方票の3票すべてを麻生総理に投票した自民党県連は、今回の支持率急落に困惑しています。(自民党県連・緒嶋雅晃会長)「経済を復活させていただかないといけないので、自覚と責任をもっと重く感じて欲しいなと私は思っています」また、JNNの世論調査では、麻生総理と民主党の小沢代表のどちらが総理大臣にふさわしいかという質問では、これまで、30ポイント以上差をつけられていた小沢氏が逆転。民主党県連も攻勢を強めています。(民主党県連・井上紀代子代表)「国民からノーというのを、つきつけられた。即解散して選挙をやるべしと思います」一方、麻生内閣発足時に、「地方の財政確保に一番興味がある」と話していた東国原知事は・・・(東国原知事)「もう、こうなったら開き直って、どこまで落ちるか、最低支持率を更新するような・・。もう、後はないわけですから開き直りしかないと思いますよ。どうせ支持率が下がるんであれば、スピード感のあるドラスティックな改革をやった方がいいと思いますね。」「選挙の顔」として誕生した麻生総理。国民の厳しい視線が注がれる中、難しい舵取りを迫られることになりそうです。
8日から始まった宮崎市議会の一般質問で、宮崎市は、旧橘ホテルの再開発事業に対し、既存の制度を活用して、公的支援を行う考えを明らかにしました。これは、8日の一般質問で、宮崎市の田村観光商工部長が明らかにしたものです。この中で、田村部長は、9月に受け皿企業が決まった旧橘ホテルの再開発事業について、「投資額や新規雇用者数などの条件が満たされれば、『市の企業立地奨励制度』を活用し、公的支援を行う考えを明らかにしました。(宮崎市・田村俊彦部長)「各種手続きがスムーズに行えますよう、庁内調整を図り、青島再開発に遅れが生じないよう、しっかりとした支援を行っていきたいと考えております」また、市側は、来年2月には、ホテルが解体できるとの見通しを示しました。このほか、8日の本会議では、橘通りの片側2車線化に関連して、南宮崎駅前の道路についても、景観を良くするため、車線を減少させる計画があることが説明されました。これに対し、議員は、「道路を減らしての公園化は、税金の無駄遣い」などとして、市側に、計画の撤回を求めました。宮崎市議会の一般質問は、12月11日まで行われます。
女子ゴルフです。宮崎市出身の大山志保選手が、目標としていた来シーズンのアメリカツアーの出場資格を、見事獲得しました。最終予選会は、現地時間の7日、最終ラウンドが行われ、大山選手は、トップと5打差の、トータル13アンダーで4位タイに入り、上位20人に与えられる、来シーズンのアメリカツアーの出場資格を獲得しました。
先日の延岡場所に続いて、8日、大相撲西都場所が開かれ、会場は大いに盛り上がりました。「大相撲西都場所」は、西都市制50周年を記念して開かれているもので、西都市民体育館には、人気力士を一目見ようと、約2,200人の大相撲ファンが詰めかけました。会場では、力士たちの取り組みが次々と行われ、目の前で繰り広げられる迫力の大一番に、観客からは、大きな声援と拍手がおくられていました。そして、最も注目を集めたのは、延岡市出身の第35代木村庄之助が裁く結びの一番、横綱白鵬と朝青龍の対決です。迫力ある横綱対決に、会場からは、一際大きな歓声があがっていました。
日南市から、師走の風物詩、「さとねり」の話題です。さとねりは、サトウキビを原料にした黒砂糖づくりで、日南市風田地区に、江戸時代から伝わる伝統的な製法です。風田地区にある製糖小屋には、サトウキビが持ち込まれ、釜で汁を炊き込んでいきます。小屋には、甘い香りと湯気が立ち込め、農家が、アメ状になった黒砂糖を箱詰めする作業にあたっていました。県内で、さとねりが行われているのは、日南市風田地区だけですが、その風田地区でも、高齢化と重労働のため、農家や作業員の数は減り続けています。(風田地区製糖組合・長鶴浅生代表)「生産者が少なくなり四苦八苦している」(組合員・平島二三夫さん)「祖先が残してくれた、さとねりの伝統を守っていきたい」手づくりの黒砂糖はコクのある甘さが評判で、お歳暮用として、スーパーなどで、一箱2600円前後で販売されるということです。さとねり作業は、12月14日ごろまで続けられます。
景気低迷で、また、2ケタの企業倒産です。民間の信用調査会社のまとめによりますと、11月、県内で、1千万円以上の負債を抱えて倒産した企業の数は、前の月と同じ11件と、2か月連続で2ケタとなりました。負債総額は、小口の倒産が中心だったため、11月より、10億円少ない約19億円でした。業種別に見てみますと、建設業が4件、次いで、製造業が3件、卸売業、小売業、不動産業などがそれぞれ1件となっています。信用調査会社では、「景気後退が加速する中、財務体質の脆弱な企業を中心に倒産が増加する懸念がある」と分析しています。
本場・青森のリンゴを、福祉施設の人たちに味わってもらおうと、宮崎市で、リンゴの贈呈式がありました。これは、青森県のJAごしょがわら市が、毎年行っているものです。8日は、小笠原勝幸組合長から、宮崎市の児童養護施設「さくら学園」の5人の子どもたちに、食べごろのリンゴがプレゼントされました。(児童は)「リンゴたべるの、たのしみです」「たくさんたべてげんきにがんばります」今年贈られたのは、「サンふじ」という品種のリンゴ、223ケース、約9千個で、県内144の福祉施設に配られることになっています。
今シーズン、「ベストナイン」と「ゴールデングラブ賞」を受賞した、東京ヤクルトスワローズの青木宣親選手の祝賀会が、7日夜、地元・日向市で開かれました。日向市出身の青木選手は、今シーズン、「ベストナイン」と、「ゴールデングラブ賞」の2つの個人タイトルを獲得。また、北京オリンピックでは、星野ジャパンのメンバーとしても活躍しました。7日夜行われた祝賀会には、後援会関係者など、約220人が参加。青木選手のタイトル獲得を祝いました。そして、あいさつに立った青木選手は、来年3月に行われる野球の国別対抗戦、「ワールドベースボールクラシック」に向けた、決意を語りました。(東京ヤクルトスワローズ・青木宣親選手)「またWBCで日本を世界一にできるように、気持ちを入れて頑張りますので、出場した際には、応援よろしくお願いします」終始、リラックスした表情で祝賀会にのぞんだ青木選手。来シーズンの更なる活躍が期待されます。
日南市の細田中継局で、8日、地上デジタル放送の試験放送が始まり、日南市細田地区1820世帯で、地上デジタル放送を見ることができるようになりました。本放送は12月29日からです。これで、既に本放送を始めたエリアと合わせて、県内の93.8%にあたる、約42万3400世帯で、地上デジタル放送が視聴できるようになりました。