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「ゴールドマン」ガチンコ勝負の本気度

 ゴールドマンの“逆襲”が始まった。

 パナソニックによる三洋電機買収をめぐり、三洋の大株主である米ゴールドマン・サックス(GS)が、パナソニックへの三洋株売却を改めて拒否。残る大株主の大和証券SMBC、三井住友銀行から三洋株を買い取ると言い出したのだ。

「もともとGSは、1株250円前後での株式買い取りを要求しています。パナソニックが当初の120円から130円に引き上げても、安すぎるというわけです」(経済ジャーナリスト)

 GSなど金融3社は、三洋の優先株を取得した際に“先買い権”という契約を結んでいて、互いの持ち株を優先して買い取ることができる。

 GSがこの権利を使えば、パナソニックの三洋買収が行き詰まるのは確実。だが、そのためにGSは数千億円規模のカネを用意しなければならない。

●価格吊り上げが目的か?

「狙いはパナソニックを揺さぶること。本国では金融危機の真っただ中にいるGSが、三洋のために巨額資金を用意するとは思えない。それに、株式を取得しても、自ら三洋を経営するはずはなく、新たに別の売却先を探さなければなりません」(金融関係者)

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(2日付)は、GSが9―11月決算で上場来初の最終赤字に転落する見通しだと報じている。三洋を買っている場合じゃない。

「パナソニックからの譲歩を引き出し、ギリギリまで価格を吊り上げる作戦でしょう。大和と三井住友銀の2社はパナソニック提案に前向きと伝えられていますが、高く売れるに越したことはない。GSの価格吊り上げ交渉を歓迎しているかもしれませんよ」(前出の金融関係者)

 実際、大和関係者は「時価(4日終値148円)が基準であり、それを下回っている状況は厳しい」と言っている。

 パナソニックの次の一手は?

(日刊ゲンダイ2008年12月5日掲載)


関連ワード:
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