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慶尚南道、日本から来春「類似トキ」導入へ

 慶尚南道昌寧郡ウポ沼で繁殖事業が進められているトキの「類似トキ」が来年、ウポ沼に導入される見込みだ。

 慶尚南道は7日、シロトキとアカトキ各1つがいを来年3-4月に日本から譲り受け、ウポ沼のトキが飼育されている遊漁面世塵里のトキ復元センター周辺で飼育する予定だと明らかにした。慶尚南道と昌寧郡は異種トキの導入と飼育場建設に道費3000万ウォン(約188万円)、郡費5000万ウォン(約314万円)の計8000万ウォン(約502万円)を投入する。異種トキの飼育場は、一般人の出入りが制限されているトキ復元センターからは離れた場所に設置される。

 慶尚南道は「昨年10月に持ち込まれたトキ1つがいは、産卵と個体数増殖のため一般人には公開できないことから、ウポ沼への訪問客の見物のために異種トキを導入することにした」と説明した。

 ただし、これといって意味のない「類似トキ」を導入するため巨額の予算を投入することに対しては、無駄遣いとの指摘も出ている。

カン・インボム記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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