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富山市民病院のNICU・新生児集中治療室が今年4月から休止したまま再開が困難な状況となっている問題で、石井知事はNICUの県立中央病院への集約化に向けて富山市と話し合っていく考えを示しました。
これは、8日開かれた県議会の代表質問で県内の周産期医療体制について訊ねた自民党の横田安弘議員の質問に答えたものです。
石井知事は「富山市民病院で役割を担うことが困難で、富山大学附属病院でカバー出来ないのであれば県立中央病院で引き受け、対応したい。富山市に協力や分担をお願いするのが妥当で、話し合いたい」と答えて、富山医療圏のNICU集約化に向けて今後、富山市と協議する考えを示しました。
今年4月から休止している富山市民病院のNICUの問題をめぐっては富山市の森市長が今月1日の定例会見で「再開は困難だ」という考えを表明するとともに「県厚生部で集約化の議論を進めて欲しい」と要望していました。
一方、県は今年7月から県内の医療関係者を集めた「周産期医療体制検討会」でNICUの集約化を含めた対応策を検討していますが、結論は出ていません。
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