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制服警官 コンビニ入店解禁検討/鹿県警
犯罪抑止に期待
(2008 12/08 07:41)
 鹿児島県警はコンビニエンスストアの防犯などを理由に、交番勤務などの地域警察官が、制服姿で弁当などを買いに行けるよう改めることを検討している。県民からは「治安向上につながる」と歓迎の声も多いが、「休憩時間と勤務時間の区別は必要」など否定的な意見もある。県警は「幅広い県民の合意を得た上で導入したい」としている。
 県警地域課によると、地域警察官は決まった時間に食事が取れないことも多く、コンビニで弁当などを購入することも多い。「制服入店」を禁止する規定はないが、威圧感を与えないなど周囲に配慮するため、ジャンパーなどの上着を羽織って入店している。
 同課の新川義則理事官は見直しを検討している理由について、「“見せるパトロール”として強盗などの犯罪抑止にもつながる」と説明。すでに福岡、佐賀など21都道府県警が制服入店を解禁しているという。
 鹿児島市郡山町の主婦竹迫ムツ子さん(60)は「犯罪も増えているので制服姿を見せて表に出てくれた方がありがたい」と話す。いちき串木野市の自営業男性(54)は「制服姿での不祥事も続いた。客として威圧感は感じる」と不快感を示した。
 制服警察官がパトカーでもちを買っていたのを見て怒りを覚えた経験があるという鹿児島市のトラック運転手男性(56)は「制服を着ている以上、公私混同という印象を世間に与えるような行動は慎むべきだ」とくぎを刺した。
 

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