Britty aka User:Aphaia の ウィキメディアプロジェクト回遊日誌
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朝起きて、メール箱を開けると、waerth ともう一人で熾烈な言い合いになっていた。ほかには Chat, sannse, Engels, Ant などなど。
なんかもう何が本題だったのかわからない状態で「分かってないなら口を出すな」「いやこれは親切で別の視点からいっているので」「ぜんぜんいい助言だと私には思えません」あうあう。
いまさら口を出してもしょうがないかな、と思ったけど、昨日の会話では私の意見をだいぶ誤解されていたので「やはり一度(だめもとで)ISPに苦情を言ってはどうですか」という趣旨のメールを書いた。
今朝未明*1の理事会のログを読む。大きな話題といえばウィキソース/コモンズの再編と言語政策だろうか。これは意見が統一されずに次回へと持ち越し。
分割を支持した声に、sannse か Kate*2が「ドイツ語の文献を読むのにインタフェースまでドイツ語を使いたくない」「古英語の文献を読むのに古英語のインタフェースなんて誰も使いたがらない」という異議が出る。まことにごもっとも。
対してコモンズは英語一本でいくということでほぼ合意。Elik はこれを統合したいようだが。というわけでアクセスしてきた彼と少し話す。
Joi さんと Jimbo、ヘルシンキ二日目。「サウナに4回入ったよ」とJoiさん。ヘルシンキの中央部に住んでいるという cimon から正しいサウナの入り方を伝授される。混浴基本、体を冷やすのは海に飛び込む、というのが基本なのだが、観光客向けには男女別やら完全室内もあるとか。ホテル事情はあまりよくないようで、そういや妹尾河童氏の本でもヘルシンキのホテルはあまりおもしろいようには書いていなかったような記憶がある。
寄付のお願いだけでなく、予定使途の提示もあるほうがいいよね、特になぜこの額になるのか、という説明は必要だろうというので、第1四半期予算の多言語化。ja以外を upload しておくのを忘れた。orz
朝から家事の合間に編集しまくり。自分で仕事を増やした気もするが、量的にはそれほどのことはなかった。合間にほかの仕事が飛び込んでくるのであまりはかどってはいないが、今回わりとみんなが即応してバックアップしてくれたのであまりつらくはなかった。2度目の大規模 fundraising drive なのでわれわれの経験値も上がったのかな? 関係ドキュメントは最低限の目標を de, en, es, fr, ja 五言語と決めたのだが、かなりの確率で当日までに揃えられそうでうれしい。fr が、これは地方支部設立で熱いのか、井戸端*4に特設ページを作って翻訳しているとのこと。ちょっと感激。
Es の手配は mav がしてくれるそうだが、おーいまだ着手しないの?*5
Fundraising drive 開始まで、あと2日。一日あがる前に、Sui に予算の翻訳の copyedit を頼んで、それで ja はちゃんとバナーの準備とか出来てるのかね、ときくと「わからない」と返事。……おい*6。
ああっ 今朝は Wikimania meeting だったのに忘れてた! てんぱってるな。わし。orz
Call for papers が正式に告知されました。そのうち wmf にも反映しないと。。
*1:日本時間
*2:ログでは innocence
*3:CimonAvaroがご案内します。
*4:Bistro
*5:これは翌日の10時に書いてます。
*6:jawt は sitenotice の編集は大丈夫なのかな。誰か事前に temp sysop にしといたほうがいいじゃないのか? 電気山羊さんとか Brevam さんとか
*7:Autoblocker はなぜ止めたんですか?という質問に、翌日起きると brion から「さもないと苦情が上流に行って、上流から止められちゃうから」実に政策的な原因だなと思った。これは理念の問題とはまた別だが、これを理由にブロック政策を見直せといわれたとすると、「自治の原則」でつっぱねるのは難しいなとも思った。
Tietew2005/02/17 12:20ISPから止めろ言われたらまあ流石にそのまま続けては居られない……が、それはウィキメディアとは関係ないことだと思う。
britty, 電話番号は? ときく人がいる。「ぼくのは××」というのにつられて、加入電話の番号を答えると、直後に居間の電話がなった。何か男の声でしゃべっている。出ようと思ったら出る前に切れた。
もう一度なった。……外国語だ。
いまいちそのときは飲み込めなかった。端末の前に戻ると、「いま家じゃないの?機械がしゃべってるだけだよ?」と最後の行にある。そこでようやく何が起こったのか理解できた。直後に電話がなった。急いで居間に戻って電話に出たことはいうまでもない。
何を話したのか、たわいのない話だったような気もするし、とても充実した会話だったような気もする。とても心配してくれて、しかし否定的なことはぜんぜんいわなくて、ひたすら元気付け、励ましてくれた。「国際電話でしょう、いいんですか」というと「大丈夫」といわれた額は確かに日本からすると考えられない額だったので、ぜんぜんウィキペディアとは関係のないたわいない話もする。……したような気もする。
会話を終わって端末の前に戻ると「……どう? 少しは元気が出た?」とおずおずとした問いが来たので、微笑んで「とても元気が出た」というと、喜んで「これで安心して眠れる」という。そういえば向こうはもう随分な時間だ。
ほんとに大丈夫だから、というような押し問答を少しして、会話を終えた。終わって、wmf のアップデートに再び戻る。
共同体とは、どこかみな、教会に似ている。教会とは場所ではなくたんなる人の集まりでもなく、その存在を信じることで、初めて招来することが可能になるような、そのような存在としてある。開かれていて、誰でも参加することができる現在のものであり、しかし同時に来るべき理念として実現しつつあるものとしてあり、その一方で連綿とした人と人との時を越えた紐帯の中に過去を突き破って現存する。その幻のようなものを実現させようと、個々の人が向き合い、ともに相手を同じ仲間として認め、互いの過ちを赦しあい、あるいは赦そうと努めることで、教会は現実の存在に近づく。そう、ネットごしに、語る彼に、ああ、同じことを考えている人がここにもいる、と思う。
いつか id:Suisui がメタの常連は信者みたいなものだ、と冗談まじりにいったことがある。確かにそうだと思う。われわれは幻の書をつづる一つの共同体なのだから。互いの過ちに、自分の足りなさに、傷つきながら、あえぎながら、理念を同じくすることをその苦悩の中で感じながら、我々は少しずつおのれが理想としたものに近づいていく。その喜びはそこまでに至る苦悩を購ってあまりある。そうして我々は近づいていく、決して完成することのないだろう、人類の知の集大成という一つの書に。それを書く共同体に。……そう、それはどこか教会にも似ている。
今日から三日間、Nokia 主催のシンポジウムで speaker に呼ばれている Jimbo と Joi の両氏。……最近いつも一緒なので、#wikimedia では君たちおホモだちですか、なんて冷やかされている。活動家でもある Joi 氏はシンポジウムなどあると講演者として名乗りを上げるようで、Berlin でも一時間だかしゃべってきた様子。今日も JFK で二人してアクセスしてきた。便は違うそうだ。
Joi 氏がアクセスしてきたので、もうヘルシンキですか、と訊くと、いやフランクフルトだよ、Jimbo は直通便という。orkut が1000人までしか友達を追加しないというネタを聞かされる。ただ、1000人ほんとに追加する人なんて、そう多くはいないだろうな。そこへ Jimbo 登場。つくなり「今度のホテル最低」という愚痴を展開する。なんでも
だ、そうだ。「じゃあいまどこからつないでるの?」さすがにホテル内につなげる部屋があるらしい。
翌日 cimon にこの話をすると、「ああ、ヘルシンキのホテルの半分はそんなだから」という。ちなみに Joi さんは事前に指定してカンペンスキー。これはヘルシンキでも一二を争うそう。カンペンスキーは知識人と芸術家の似合うところで、シベリウスもここのバーの常連だったなんていう話をする。
@ザルツブルク。後ろは司教館か。Ant からもお花。花弁が分厚いのは砂漠の花だからか。だとするとアルジェかな。
他のみんなからのメッセージもありがとうです。うれしかった。ちょっと元気が出たのでブロック関係の議論をチェック。あまり動いていない。
ほのぼのと和んでいるところに、waerth がやってきた。ja から反応がない、とむくれるので、ja はいつでも管理系は話が動くのが遅いんだよ、もーちょっと待ってやってくれ、というような話をすると「いいよべつにいま地元*2の問題で手一杯だから、そっちはとくにいいよ」という。で、これをみろ、といわれたのが
……あー、これ数週間前からずっと #de.wikipedia で話題になっていた Troll の人じゃん。orz そいつの利用者ページにでかでかと de の批判がぶってある。
nota が、fr にもこの人来てる、という。
waerth が elian にこれ消しちゃっていい、と訊くと、elian がいいわよ別に。でもそうなったら検察官って呼んであげる。という。elian としてはこいつのブロックには賛成したが、しかし利用者ページまでは干渉しないといったところか。まあ叩かれている当の本人だからこそいえるせりふかもしれない。waerth がそれで収まらなかったことはいうまでもない。後から分かったことだが、プライベートでもこのときいろいろと問題があった様子。
そこに当の Thomas7 がやってきた。やってきて、ちょうど jwales が戻ってきたところ。Thomas7 が自分の正しさと de の管理者陣の検閲官ぶりを説き、elian が冷笑し、waerth は説教モードに入り、nota は困って、ブレーメンの音楽隊だってもうちょっと静かにお話できるよな、たぶん。jwales はその混乱のなかでもいい人ぶりを発揮して「もっと楽にして周りがみんな敵ばかりだと思うのはやめようよ ;-)」と、いう。「de のことで nl や fr の人を困らせるのはとりあえずやめたらどうかな」と jimbo たそがいうと、Thomas7 が「アムステルダムやパリは亡命者には寛大な伝統を誇っているのだ。おれはその伝統にしたがっているだけだ」という、nota と waerth が「あんた|おまえなんか呼んでない」といい返すという、漫才のような展開。jwales は「移動した後だから疲れてる。眠い。このあと夕食会に出なきゃいけないのでまた今度」といって話を打ち切った。そのあたりで、みんないい加減疲れていたのか、なんとなく凪が来た。
その静寂を破ったのは Waerth だった。foundation-l の en User の返事を呼んだらしい。俺は事情も分からないでしたり顔をする奴が一番嫌いなんだ、と Waerth。nota と Thomas7(あんたまだいたの)に「まあまあ、落ち着け」となだめられる*3が、ぶりぶり怒って落ちていった。
このあたりでもういい加減眠くなったので落ちた。落ちた後に foundation-l で en/fr/nl 三つ巴で怒鳴りあいになるとはそのときは予想できなかった……
とりあえず、めちゃくちゃに疲れる一日だった。。よかったこと
利用者ページに書いたとおりです。
なお、2ch.net 読む人は今後この日記にはコメントしないでください。発見ししだい消します。トラックバックもお断りいたします。
あしからずご了承ください。
でこのときは写真がさらされている、という話をあなん氏と Lem 氏から聞かされて、「2chなんか気にするな」という風なコメントをもらったのだが
それはね、泣き寝入りというんですよ。
頭にきたので、#ja.wikipedia は切って、利用者ページも白紙化して、友達にぐちりまくって、その後メジャーなところからのリンクをはずしてきた。
jawp がらみの用も何人かに頼まれたが「いまそんな気分じゃないので勘弁して」といって断る。「その馬鹿*1は誰なんだ」と brion がいってくれたのがうれしかったり。女の子*2同士の慰めあいもいいのだけど、こういうとき男性が「それはひどい」といってくれるのも、癒される度合いが高い気がする。
時間が前後するが、ちょうど日付が変わるころ。waerth がブロックのことをぐちるので、私に言っても始まらない、foundation-l 出したほうがいいんじゃないのか。という。Ant がそうだやれやれ*3とけしかけるので、後は ml マターなのかな。
そのあと何のようだったか忘れたが、#ja.wikipedia にいって上述の話へと続く。
あとでアーカイブをチェックすると、foundation-l に出ていたが、斜め読みする。その後、Ang からわざわざご丁寧に forward。これってユーザ代表理事としての活動なんだろうな……*4。内容は全面的に Waerth の主張を支持する内容。これは ja の方針と真っ向から対立するので調整する人は大変だな。私ですか? 私は jawp の利用者じゃありませんので。アカウントはあるけれど*5、方針にからむ議論に自分から口出しするつもりはもうない。
もともと管理関係からは足を洗っている最中だったので影響もそうは出ないだろう。しばらくは jawp 関係のお願いもくるだろうが、wikibreak ですから、といえば済むだろう*6。
午後になって #ja.wikiquote でちーちゃんから「どうしたんですか」という感じで wikibreak の話を振られたので、手短に答える。foundation-l の件は彼はチェックしていなかったそうなので、読んどいてねと頼んでおく。
で、このときは例の ascii art + wikified link は見ていなかったので、いまから思うとわりと穏健な反応だったよな。と思う。
Waerth の件で jawp を何度かチェックしないといけなかったのだが、メッセージがぜんぜんないということに予期はしていたが、少しへこむ。
そのあと irc である人がいうよう、「そうそう、しばらくお休みしたほうがいいですよ。感謝の言葉を残そうと思ったんですが、それだと私も2ちゃんねらからにらまれますので、さすがにできませんよ。ごめんなさいね。」
jawp というところには、こういう人が似つかわしいのか、と思う。ならば私が足を洗ったことは正解だろうとも。
*1:原文はもっとおげふぃんです。brion って結構かなり下ネタが好きだよね……。
*2:Ant が執拗にそう主張するのでそういうことになっております……。ちなみに彼女は私より半年あとの生まれ。
*3:Ant はブロック嫌いな人です。いまこの日記を読み返したら waerth もそう。ログインユーザが何もしていないのにブロックされるなんて、といったところか。この辺も温度差はあるのかも。私は彼らほど開放的ではないと思う……。
*4:だとすると、Eloquence 理事というのはやめといたほうがいいと思った。いいやつなんだが、君は人間関係のトラブルが多すぎると思う……
*5:消せないので。なお技術的に可能になるとしても、履歴の帰属問題があるので、一度作ったアカウントは消せない方針をプロジェクトは採っている。
*6:しかしこれは後で思い違いだったことが判明。いま Embassy から名前を消すのは無理っぽい感じなので、当分この状態が続く模様。はああ。