山口放送局

2008年12月8日 10時0分更新

世代超えた公開の討論会


小学生から70代の大人までが世代を超えて意見を交わし合う公開討論会が7日、下関市民会館で開かれました。

これは、さまざまな考え方の違いを受けとめる大切さを学んでもらおうと、下関市などが開いたもので、小学6年生から70代の大人までさまざまな世代の53人が、パネリストとして参加しました。ステージに上がったパネリストたちは、神奈川県にある高校が入学試験で成績は合格ラインに達していたのに服装などの外見上の理由で一部の受験生を不合格していた問題をテーマに討論を始めました。この中では大人のパネリストから「校則にそって身だしなみを整えることは社会のルールを身につけるために大切だ」とする意見などが出される一方、中学生パネリストから「外見からその人の内面までを決めつけてしまうのは良くない」などの意見が出されていました。
また、会場の観客たちも事前に配られた表裏が紅白になっているチラシを掲げて、二者択一の質問に答え、討論に加わっていました。パネリストとして参加した中学3年生の女の子は、「ふだん接することの少ない目上の人とも意見を交わせて視野が広がりました」と話していました。