岡山放送局

2008年12月7日 21時6分更新

「バッテリー」挿絵原画展


岡山県北部を舞台に中学生の天才投手を、主人公にしたベストセラー小説「バッテリー」の挿絵原画を集めた展示会が、美作市で開かれています。

美作市在住の作家、あさのあつこさんの小説、「バッテリー」は、岡山県北部を舞台に、剛速球を投げる少年が野球を通じて家族や友人たちとの関係を築き、成長してゆく姿を描いたベストセラーで映画やNHKのテレビドラマの原作にもなりました。

会場には、挿絵画家の佐藤真紀子さんが描き、単行本の表紙や挿絵として使われた「バッテリー」の主人公、原田巧や親友の永倉豪ら登場人物の鉛筆画、あわせて19点が展示されています。

このうち、主人公が窓際に置かれたベッドに寄りかかる姿を描いた絵は親友との関係を思い悩むシーンを描いたもので、上空を見つめる少年の表情が見事に描き出されています。
この展示会は、美作市にある作東美術館で、12月14日まで開かれています。