岡山放送局

2008年12月7日 21時6分更新

テレメタリング研修会


医療関係者が、テレビ電話などを通して離れた場所にいる患者の支援にあたるテレメンタリングの技術を学ぶ研修会が新見市で開かれました。

テレメンタリングは医師などの医療関係者がテレビ電話などを通して離れた場所にいる患者の支援をしたり相談を受けたりする取り組みで遠隔地の医療に役立つものと期待されています。

研修会は新見市が計画しているテレメンタリングを取り入れた在宅医療の取り組みが総務省のモデル事業に選ばれたことを受けて開かれたもので、地元の医師や看護師、それに保健師などおよそ100人が参加しました。

研修会では講師を務めた群馬大学付属病院の坂巻哲夫教授が実際にテレビ電話を通して患者役の男性に聴診器で自分の心音を聞くよう指導し、診察に役立てる様子などを実演しました。

新見市では市内の病院や診療所などが参加して来年2月から3月にかけてテレメンタリングを取り入れた在宅医療の実証実験が行われることになっています。