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【コラム】 “大人の風邪は熱が出にくい”説の真偽を確かめてみた!

「だるい…。もしかして熱?」と思って測ってみると、意外に平熱だったなんて経験ない? 大人になってから風邪でも発熱しにくくなった気がするけど、単なる気のせい? 『風邪の話』(日本医学館刊)の著者で永寿堂医院の松永貞一院長に聞いてみた。

「風邪をひいたとき、大人の方が発熱しにくいといえないこともないですね。人の脳には“体温調節中枢”という、体温を一定の温度に保たせようとする神経のかたまりがあるんです。子どもは体温調節中枢が未熟なので、寒いところにいると体温が下がりやすかったりしますが、大人は体温調節中枢が成熟しているので、周りの環境に体温を左右されることが少ないのです。したがって、発熱しそうになっても大人は平熱を維持しようとする力が強く、発熱しにくいということができるかもしれません」

さらに、風邪症状を引き起こすウイルスは約200種類あるそうなのだが、「一度感染したウイルスには感染しにくい」という体の免疫力の原則から見ても、大人は子どもより発熱しにくい傾向にあるという。

「子どもはウイルスの感染経験が大人より圧倒的に少ないので、感染すればほとんど発症しますが、大人になると一度かかったウイルスには免疫があり抵抗力がついているので、症状を抑えることができます。また、一度感染したウイルスと似た構造のウイルスにもそれなりの抵抗を示すはず。だから、子どもなら発熱・鼻水・咳を引き起こすウイルスでも、大人は鼻水・咳で済んでしまうことがあるんですね」(同)

体が成熟し、ウイルスに対する免疫力もある程度ついている分、大人は風邪をひいても発熱しにくいというわけか。だが、熱が出ないからといって侮ってはダメとか。

「たかが咳でも、結核などの重い病気を患っていることもあるので、3日以上同じ症状が続いたら病院へ行きましょう」(同)

マスク・手洗い・うがいを徹底し、できればワクチン接種も受けて、風邪知らずの冬を過ごしたいものだ。
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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