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麻生内閣がけっぷち…支持率25・5%急落、“党首力”でも小沢代表に初黒星

 共同通信社が6、7日に実施した全国電話世論調査で、麻生内閣の支持率は25・5%と11月の前回調査から15・4ポイント急落した。不支持率は61・3%と前回から19・1ポイント急増。麻生太郎首相(68)と小沢一郎民主党代表(66)の「どちらが首相にふさわしいか」の質問では、小沢氏が麻生氏を初めて逆転した。党内では「反麻生」とみられる動きも活発化。首相のさらなる求心力低下は避けられず、衆院解散・総選挙の時期について、難しい判断を迫られることは必至だ。

 麻生内閣が、さらなるがけっ縁に立たされた。世論調査の結果、支持率は前回の40・9%から25・5%に急落。不支持率は61・3%に跳ね上がり、一気に5割を超えた。内閣支持率が低迷する中、「どちらが首相にふさわしいか」の質問で、麻生氏が小沢氏を引き離している点が唯一の救いだったが、このとりでも陥落。小沢氏が10・1ポイント増の34・5%、麻生氏が17・5ポイント減の33・5%となり、初めて逆転した。

 不支持の理由は「経済政策に期待が持てない」「首相が信頼できない」「首相に指導力がない」が上位を占め、景気対策優先を強調していた首相の政策のぶれ、一連の失言が厳しく評価されたと言えそうだ。

 国民の“麻生離れ”に加え、自民党内でも「反麻生」とみられる動きが活発化。首相の政権運営に公然と異を唱えた「速やかな政策実現を求める有志議員の会」主要メンバーの渡辺喜美元行政改革担当相は7日、フジテレビの番組で「発言が二転三転する。麻生マニフェストがない」と首相批判を繰り返した。

 「石原(伸晃)さんも『これじゃ、選挙を戦えないと思っている人が7割くらいいる』と言ったようだ。そういう雰囲気が、まん延しているのは確かだ」とも。このような姿勢に党幹部が離党を迫るなど、反発を強めていることには「自民党から出て行ってもらいたいとの声が大合唱になれば、そうなる可能性もある」と述べ、将来的な離党や新党結成に含みを残した。

 小池百合子元防衛相らと、社会保障に関する議連旗揚げを目指している中川秀直元幹事長もフジテレビの番組に出演。「選挙の前に自民党を飛び出すことはありえないか?」と聞かれ「その瞬間で、すべてのことをみんなと話し合いながら決断していく」と述べ、政界再編への自身の関与について、次期衆院選の結果を見て対応する考えを強調した。

 2000年の「加藤の乱」に関与した加藤紘一元幹事長、山崎拓前副総裁は、民主党の菅直人代表代行らとの連携を再び強化。小沢氏との秘密会談も取りざたされ、自民党内では「加藤、山崎両氏は離党、新党結成のタイミングを計っている」との説も飛び交う。

 支持率の急落で、早期の衆院解散・総選挙に踏み切ることは、事実上困難になったとみられる麻生首相。党内ではすでに「選挙の顔になりえないなら代えるしかない」(中堅)と、「ポスト麻生」へ向けた動きも顕在化しつつある。

 ◆安倍内閣、福田内閣より急激な失速 麻生内閣の急激な失速は、福田、安倍両内閣と比べても際立つ。発足約3か月後は、いずれも支持率が下落したが、福田内閣は35・3%に踏みとどまり、安倍内閣は48・6%だった。

 不人気のイメージが強い福田内閣も、初めて30%を割り込んだ(26・6%)のは、発足からは半年以上が経過していた今年4月。安倍内閣は、発足から約10か月後の昨年7月の参院選直後に30%割れしたが、その2か月後に退陣に追い込まれた。麻生内閣が、いかに異例の急降下で国民の支持を失い、“危険水域”にあるかが読み取れる。


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