善田晋作県会議員の後援会役員等による選挙違反事件に関する申し入れ
              
                                          2003年6月24日
                        日本共産党石川県委員会 委員長 広瀬 武吉
                        日本共産党県会議員          尾西 洋子
 4月13日に執行された、石川県議会議員選挙(能美郡選挙区)で、善田晋作県会議員の辰口町後援会の選挙違反容疑が明るみになり、後援会副会長であった辰口町区長会長など後援会役員3名が起訴され、25名が書類送検される事件に発展しています。事件発覚当時の善田晋作後援会は、辰口町長が会長、収入役を会計として届け出ています。さらに、町議会議長は幹事長の任にあたり事務局長は副議長、事務局次長には町助役ということです。町の三役と議長・副議長、町区長会とが一体となり後援会の役職を固めていたことになります。そのため町長も認めていますが、地区や区の行事を延期または中止するとの声があがっており、辰口町政に影響が生じているとのことです。
 わが党議員は、先の辰口町議会6月定例議会の一般質問で、この選挙違反事件に関わって後援会長を務めた宮本辰口町長を質したところ、辰口町区長会長など後援会幹部が選挙違反事件に深く関わっていたことを謝罪したうえで、町長は「後援会の資金は使用されておらず」、「後援会長には事前の相談もなかった」旨の答弁を行っています。このことが事実とすれば、辰口町区長会長等が選挙違反容疑に問われている、その選挙資金は後援会以外から流れたこととなり、「町ぐるみで不明朗な資金に手を染めていた」との町民の指摘を裏付けることになります。
 新聞報道などによれば、すでに公選法違反の罪で起訴された、後援会幹部の元教育長の裁判について、金沢地検は連座制の適用が見込まれるとして、「百日裁判」規定の適用を金沢地裁に通知しています。このような「百日裁判」の通知に至っても、直接の当事者である善田晋作議員はコメントをいっさい控えており、その政治的道義的責任を明確にしていません。県民の中には、善田晋作議員の政治的・道義的責任の明確化を求め、金権・腐敗選挙への厳しい批判が高まるばかりです。こうした状況のもとで新たな資金疑惑が問題となれば、県議会の品位を傷つけることになりかねません。
 石川県議会は、平成15年2月定例議会において、「石川県議会議員政治倫理に関する決議」を制定しました。「決議」の要項には、「議員は、政治倫理に関し、政治的・道義的批判を受けたときには、真しかつ誠実に解明し、その責任を自らすすんで明確にしなければならない」と定めています。
 県議会におかれては、今定例議会の会期末までに、条例の「要項」の運用をはかり適切に対処されることを強く求めます。


                                                 以  上
石川県議会議長 向出 勉 殿
党石川県委員会が発表した政策・申し入れ
日本共産党石川県委員会の紹介
TOPページへ
石川をバックグラウンドに活躍する国会議員の紹介
県内のニュース
県内の選挙情報
県内の地方議員の紹介
リンクのページ
石川県委員会へのメールはこちらまで
党石川県委員会が発表した政策・申し入れ
日本共産党石川県委員会の紹介
TOPページへ
石川をバックグラウンドに活躍する国会議員の紹介
県内のニュース
県内の選挙情報
県内の地方議員の紹介
リンクのページ
石川県委員会へのメールはこちらまで
関連記事