Britty aka User:Aphaia の ウィキメディアプロジェクト回遊日誌
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祖母の葬式で関東へ出てきたあと、実家に戻った。この半月、東京と祖母の療養先と自宅をぐるぐる回っていて、でもそれもこれで終わりかと思うと、ほっとするような、さびしいような。
祖母はこの夏いっぱいはもつだろうなと思っていたので、私は今年のウィキマニアには行く気がなかった。祖母の葬式はちょうど渡航援助申請締め切り最終日で、それを斎場の周りを炎天下散歩しながらちらと思ったが、でも、そのために応募用紙をいまから書く気力には、私にはなかった。
UTCで日付が変わっていたかどうかは、覚えていない。夜明け、Sjと irc でだべっていて、祖母の葬式が昨日あったことをいうと、お悔やみをいってくれた。今週は、実は Sabine もお母さんの葬式があって、なんだか葬式だらけだ。不謹慎だけど、妙におかしい気がした。するとそこへ、Sjが「あのね。Wikimania には、興味ないの?」という。祖母のことがあるから考えてなかった、というと、そりゃそうだ、と相槌。そして次に私が考えたのは、祖母の納骨の日取りだった。百か日かそれくらいだろうから、たぶん8月初旬のウィキマニアとはかちあわないだろう、そう思って、「そりゃああるけどさ、でもお金がないわよ。30万円くらい、するんじゃない*1? 渡航援助はもう締め切ったでしょ? だからまあ無理よね」、と答えると、「なんとかできる、と思う」という。「日本を指名したスポンサーの枠があるんだ、君にそれを手配できると思う。君は去年も今年もすんごく働いたんだから、ここへ来るべきだ*2。名前とパスポートのコピーをすぐこちらに送ってくれ」という。
正直、どう反応していいかわからなかった。でも冗談でこういうことをいうほど、彼は人が悪くはない。「いま親の実家だから、パスポートは来週にならないと……」「わかった、じゃあ後でまた」そこで通信が切れた。