Britty aka User:Aphaia の ウィキメディアプロジェクト回遊日誌
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OTRSことウィキメディアプロジェクトのメール対応窓口*1では、言語人口が多いにもかかわらず、諸般の事情で存在しない言語別窓口があります。どうも非印欧語はディープな参加者が少ないせいもあって、あまりそろっていない感じ*2
たまたま今日、IRC でアラビア語版で活動している Mido さんと、ボランティア・コーディネータ*3で OTRS の管理者でもある Cary Bass*4さんが一緒にIRC チャンネル #wikimedia にいたので、「info-ar を作る気ないの?」と水を振ってみたところ、10分で queue が新設されました。仕事が早いぜ Bastique。
なお、なんか誤解している方がいるので追記しておきますが、アラビア語窓口を wikimedia.org 直下に作りたいという話は、アラビア語プロジェクトのほうからは以前から何度も打診されておりました。ボランティアプロジェクトで、自分で手を動かす気のない人が「○○作ってください」といったところで、何も動きません。あと、正規のルートでいうことも大事ですね。ここの日記のコメント欄はもちろん正規の受付窓口ではありません。為念。
アラビア語圏は、英語第二言語圏と仏語第二言語圏とその他*5に分かれていて、「英語で書いてもらえばいいや」とも済ませていられない事情もあり、また幾つかの国で着実に Wikipedia が注目されつつある現状もあったりで*6、メール受付窓口が出来たことは、よいことだと思います。すでに「ぼくも手伝いたい」と申し出る人もいて、滑り出しは順調のようです。Go go, info-ar!
あと、この話とは直接関係ないのですが、ヘブライ語プロジェクト参加者=イスラエル在住ユダヤ人は、案外アラビア語ができるのですね。言語的には遠くない/コミュニテイは隣り合ってるんだしなあ、なのだけど、すこし意外。ヘブライ語プロジェクトのコアなユーザとアラビア語プロジェクトのコアなユーザは良好な関係にある模様。仲良きことは美しき哉*7。
*1:OTRS というアプリケーションをシステムを使っているため、このように呼ぶ慣わしがある。ちなみにドイツ製。
*2:中国語、ヘブライ語、トルコ語はある。日本語も名目上は存在している。基本的に info-ja@wikipedia.jp にまわすけど。ときたま東南アジアぽいフォントのメールをみるが、もしかしたら spam なのかもしれない。
*3:職員。
*5:セルビア語第一アラビア語第二って人とか、全然だめらしい人とかいて、うぉーって感じ。。
*6:少なくともサウジアラビアとチュニジア政府はWikipediaを気にしている様子。またカタールのIPアドレスを英語版があるときブロックしたところ、向こうの新聞に大きく出た。
Britty2007/04/08 16:36ここにあった本記事と関係のないやりとりは削除しました。
ウィキメディア国際カンファランス、またの名をWikimania 2007では、若干名を対象に渡航費援助プログラムが毎回提供されています。今年の受付は当初4月1日締め切りだったのですが、申し込み受付が4月15日までに延長されました。
まだの方はサイトへGo!
すこし遅い話題ですが(3月27日)、ウィキメディア財団はライセンシング・ポリシーを2007年3月23日付けで導入しました。今後1年間が移行期間になります。骨子としては、
新方針の全文は http://wikimediafoundation.org/wiki/Resolution:Licensing_policy にあります。日本語の翻訳してくださっている皆様、ありがとうございます。メディアについては、ウィキペディア日本語版など、日本語プロジェクトは「準拠法は日本法とアメリカ合衆国法、フェアユースは使わない」としてきたので大幅な変更はないだろうと希望。
ウィキクォートのほうはフェアユース全面依存のところが多いので、これがテキストにも適応されるのかどうか、foundation-l などで議論になっております。