最新記事一覧
原子力空母配備を控え市民グループがヨウ素剤の家庭配布を推進/横須賀
- 在日米軍・防衛
- 2008/09/18
米原子力空母ジョージ・ワシントンの配備を控え、市民グループ「チーム・アイ」(原田章弘代表)が、横須賀市内で安定ヨウ素剤の家庭配布運動に乗り出す。近く市内各家庭に取り扱い薬局を記したビラを配布し、入手情報を提供する。
同剤は放射能事故が発生した際、甲状腺(せん)がんの発症予防に効果がある。特に子どもは、事故発生後にできるだけ早く服用した方が効果が高い。
同グループによると、一九八六年の旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の際、家庭に同剤が配布されていたポーランドでは一千万人以上の子どもが服用し、同がん発症の抑制に効果があったという。
現在、横須賀市では、市内の各公共施設に約二十一万人分の同剤を備蓄しているが、誤飲などを防ぐため家庭配布は行っていない。同グループでは「飲んでも副作用はほとんどなく、速やかに服用するためには家庭に常備しておくべき」としている。
同グループは現在、同剤を取り扱ってもらえる市内の薬局を選定中。決まり次第、ビラに記して市内各家庭に配布する。薬剤自体は安価という。問い合わせは同グループ事務局の江田民雄さん電話090(8020)0580。
このエントリーへのトラックバックURL:http://www.kanaloco.jp/trackback/38163/