Britty aka User:Aphaia の ウィキメディアプロジェクト回遊日誌
本家 | ウィキメディア見聞録(休止中) | My Profile: meta | テクノラティ
|
||
http://wikipedia.org の多言語共通ポータルにおく「ウィキペディア」*1の選びかたについて投票。
http://meta.wikimedia.org/wiki/Top_Ten_Wikipedias/poll にて。7月31日23:59(UTC)、日本時間の8月1日8:59まで投票受付。ウィキペディアとメタの両方にアカウントが必要で、ウィキペディアのアカウントは投票開始日(7月6日)の3ヶ月以前から、かつウィキメディアプロジェクト合算で500編集が必要とのこと。
なんでこういう投票をやることになったかというと、ヴォラピュクがボットで水増ししてポータルの「10万以上」の列に加わるということがあり、物議をかもしたからなんだが*2、コミュニティの合意に基づく明確な基準が出来ることで、雨降って地固まる、めでたいことである。投票の設営をした皆様は、お疲れ様です。当初は5月からといっていたので、いろいろ準備も大変だったのかなあ、と思う。
アレクサンドリア図書館のウェブキャスト・アーカイブから。いまのところ基調講演などの一部の講演*3。ただしすべての講演は録音・録画されているそうなので、フォーマット変換などの細部の調整が済み次第、順次図書館のサイトやコモンズ等で公開されるとのこと。
Bibliotheca Alexandriana - Conference - Wikimania 2008
http://webcast.bibalex.org/Home/List.aspx?Conference=6u0LkBzgNlZm+RzGhC/6Ag==
個人的にお勧めなのは
それぞれの講演を貫通するテーマを一言でまとめると「知識の共有」ということになるかと思う。Serageldin 館長は第三世界とりわけアフリカの貧困とメディア業界の中間搾取を指摘しながら、その突破口を教育の普及と知識の公有化に見出している。Tim Spalding はSNS的な書籍のブックマーク共有サイト LibraryThing を運営しており、そこでどんなことが行われているかを示してみせた。Florence はウィキメディア・ムーブメントにおける運営情報の共有の現状と課題を語り、さらにアグレッシブにコミュニティを透明化しより多くの人を巻き込むヴィジョンを提示してみせた。
他に評判のよかった講演を BA のアーカイブに今あるものから挙げると、
などだろうか。Olivier はウィキメディア・フランスの顧問弁護士で、ウィキメディアの活動がフランスの法的現実のなかでどのような課題に直面しているのか、持続的な活動のためにはどのようなことが必要かを語った、と聞いている。Eric M. Johnson 氏はアメリカ国務省の職員で、Diplopedia という wiki を使った情報共有システムを運営している。このシステムについてはボストンでも報告があり、今回米国務省からは二度目の参加になる。これも野心的で興味深いシステムについての報告ということでよい評判を何人かから聞いた。それぞれ、あとでビデオをみるのが楽しみである。
いやその。
とりあえず着いた翌々日から旅行者下痢症がひどくて、そして機上の人となってようやく治ったとおもったのに関空ついたら再発して、それなんで帰国はしたものの空港ターミナルから動くに動けないでホットスポットとトイレを往復しています、な鰤です*1。ううう何が悪いんだろう。シンガポールで食べた果物かな。
カンファレンスの報告はもうちょと落ち着いてから書きたいと思っています。発表者は日本からは計4組でしょうか(うち一人は日本在住の外国人の方で教育関係のシンポジウムの提題者のひとりとして参加)。実は過去最高なんではないかといま気がついた(前回2007年は3組)。
ウィキペディア等、ウィキメディア・プロジェクトで翻訳をなさっておられる方、
http://meta.wikimedia.org/wiki/User:Aphaia/WM2008/Inquiry-ja
にあるアンケートにご協力ください。30分くらいで答えられるとおもいます。7/6までにご送付いただければ幸いです。内容はわたくしと共同発表者の User:Arria Belli (Maria Fanucchi)が閲覧いたします。いただいた御回答は、今月17日からのウィキマニア2008での発表の参考にいたします。
アンケート回答結果はメールで aphaia at gmail dot com までお送りください。メールをお出しになることによって、あなたはあなたの回答結果が GNU FDL と クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/3.0/deed.ja)でデュアル・ライセンシングされることを許諾したものとみなします。
ただし口頭発表の性格上、発表原稿のなかで回答者の方のお名前に触れることは基本的にいたしません。ご了承ください。
発表内容とスライドは http://wikimania.wikimedia.org で後日公開の予定です。
詳しくは http://meta.wikimedia.org/wiki/User:Aphaia/WM2008/Inquiry-ja をご覧ください。なおほぼ同内容の英文のアンケートは http://meta.wikimedia.org/wiki/User:Aphaia/WM2008/Inquiry-en にあります。どちらでもご都合のよろしいほうをお使いください。
0801追記:締め切りました。報告は http://wikipedia.g.hatena.ne.jp/Britty/20080801#1217567392 をご覧ください。