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2008-12-07
■[etc] やっぱTKだけが正しい
小学校に関する本を読んでいたら、小学生のころを思い出した。
学校にはぜんぜん行かなかった。
いじめられてるの?だとか見当違いなことをたくさん訊かれたけれど、いじめられてるならまだマシだったと思う。あのおっかない感じをうまく説明できなくて「めんどくさいから行かない」って答えて怒られてたけど、今にして思えば寂しかったんだと思う。
どの学校でも(転校っ子だったから)、教室に40にんも人がいて、お友達もいて、りょうおもいの男の子だっていて、それなのにひとりぼっちな感じがしておっかなかったんだろうなあって思う。部屋でひとりおふとんにくるまって本を読んでれば、さみしくないもの。
その感じはずうっとずうっと続いて、そのピークが結婚してたときで、こんなにわたしのことをすきで、なんでもしてくれて、なんでも許してくれる男の子と結婚したのに、なんてこんなにひとりぼっちなんだろうって思って生きるのにくじけて死んだりした。死ななかったけど。
こんなにわたしのことを考えてくれてる人にすら、こんなにも伝わらないだなんて、生きていけると思えない、ってくじけるたびに死んだ。死ななかったけど。
何ヶ月も(何年も)眠れなくて、おふとんに入ってから二時間おきにお薬を飲んで、でも眠れなくて、またお薬を飲んで、でも眠れなくて朝になって、しかたなくてお酒を飲んで、でも眠れなくて、お薬を飲んで、っていうのを何ヶ月も(何年も)繰り返してて、具合が悪くて、身体中がいたくて、かなしくてかなしくて、隣に寝てる元夫を起こして「ぐあいわるい」って言ったら「はやく寝なよー寝ないから具合悪いんだよー」って言われたときのあの笑っちゃうくらいの絶望!
だから今わたしが「なーんかさみしくってさー」って言ったときに「彼氏つくりなよー」って言う人たちにはびっくりする。えー!って思う。10年以上こうやって書いててもやっぱ伝わんねーんだなー!って笑っちゃう。こんだけ伝わんないってわかってても「もしかして伝わるかな?」なんて勘違いして希望を持って、そのたびにやっぱ伝わんねーって絶望する。ハハハ。
こないだ「ほしさんのほうが孤独だよねー」って言われたときのちょっとした誇らしさを思い出して、「アイムロンリアンドプラウド!」って思ったとたん、あたまのなかで朋ちゃんがあの白痴みたいな笑顔で「ローンリー」って歌いだしたのでやっぱTKだけが正しい!って確信した。
■[book]
- 作者: ロバートホワイティング, Robert Whiting, 松井みどり
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2002/04
- メディア: 文庫
あたまの中で手塚漫画に変換しながら、とっても興奮して読んでた。
「昭和のことなんて知らないし、平成生まれなんて赤ちゃんだと思ってる」って、昔、昭和61年うまれの弟が言ってたことをなんとなく思い出した。