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【衝撃事件の核心】風俗、民族大移動…就職難で「宝の島」目指す韓流ホスト (1/4ページ)
このニュースのトピックス:金融危機
韓国人の若い男性が女性に接客する“韓流ホストクラブ”。警察や入管による相次ぐ摘発で、その実態が明らかになってきた。1997年の金融危機以降、最悪の不況に見舞われている韓国経済。「日本に行けばホストで手早く稼げる」。いわば素人の若者らが日本の歓楽街に続々と押し寄せている。韓流ブームの裏で急増した韓流ホストクラブを追った。(桜井紀雄、道丸摩耶)
老舗キャバレー閉店後、同じ河岸でホストクラブ
11月28日午前4時半。「不夜城」といわれる東京・新宿歌舞伎町の歓楽街のフィリピンパブや韓国クラブが入居する雑居ビル8階店舗に、警視庁の捜査員と東京入管の職員が踏み込んだ。
店内にいた客と従業員の男女34人のうち、韓国人ホストら22人が入管難民法違反容疑で摘発された。
ホストの1人は摘発を察知してか、窓から7階のバルコニーに移ろうとして手をすべらせ転落、死亡した。このホストには2度の強制退去歴があったのだ。
店の表看板は「ビーナスポート」という名の中国人クラブ。だが、風営法で営業が認められている午前1時を過ぎると、客と従業員を総入れ替えし、韓流ホストクラブに様変わりしていた。
ほかにも川崎市で5月、東京・上野などで6月、東京・赤坂と上野で9月、横浜市でも11月、といった具合に、首都圏の韓流ホストクラブが相次いで摘発されている。
赤坂で摘発されたのは、老舗キャバレー「ニューミカド」だ。
前身の「ミカド」は「日本初の洋風大遊技場」とされ、力道山ら各界著名人が通ったことで知られたが、こうした「老舗」もビーナスポートと同様に午前1時を過ぎると、韓流ホストクラブに一変していた。
この店で摘発された中には、サッカーJリーグ2部「水戸ホーリーホック」の金東燦(キム・ドンチャン)元選手(26)もいた。