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招待制を棄てオープン化に向かう「mixi」 これまでの問題と今後の課題【気になるトレンド用語】

2008年11月27日、ソーシャルネットワークサービス(SNS)の大手mixiがオープン化を発表しました。
mixiの代名詞といわれていた招待制を廃止して登録制とし、利用者の年齢制限を緩和することで15〜17歳でも利用できるようになります。

mixiといえば、これまで招待制を採用しており、mixi登録ユーザーから招待されない限り見ず知らずの人がいきなり利用できないことから人気を集めてきました。

招待制は、趣味・嗜好などが共通していたり、信用できる人を招くという印象があり、mixiを日本最大のSNSと成長させてきた一方で、ユーザーの趣味・嗜好があわない人や知人がいないと招待されないので参加できないといった状況も生まれていました。

mixiが招待制廃止へ 来春から登録制、年齢制限も緩和 - ITmedia

今回は、オープン化をしたmixiの抱える問題点とmixiのこれまでを振り返ってみましょう。


■mixi誕生:健全さと安全性のイメージで人気を集める
mixiがサービスを開始したのは2004年2月で、同年にはGoccoやGREEなどもサービスを開始しています。mixiという名称は、「mix(交流する)」と「i(人)」を組み合わせた造語とされています。

mixiは、安全で健全なインターネットコミュニケーション環境を提供する目的から完全招待制を採用したことで成功したといえます。
招待制とは、あらかじめmixiを利用している人からの招待を受けないとmixiを利用できない制度で、この招待制により、知人以外の見ず知らずの人や趣味・嗜好の合わない人と関わらずにユーザー間で交流できます。

また利用者の年齢制限を設け、18歳未満は利用できないとしたことも、出会い系サイト化を防ぐ対策ともなり、健全性や信頼性を高いイメージを訴求することに成功したといえます。


■揺らぐ健全性と安全性
招待制や年齢制限などにより、健全性や安全性をアピールして多くにユーザーを獲得し、日本最大手のSNSと成長したmixiですが、その健全性と安全性が徐々に揺らぎ始めます。

●成りすまし
mixiの利用者が増えるとともに経済人や有名企業の社長やタレント、芸能人まで多様な著名人も参加し、新しい交流から人気商品やブームが誕生するなど効果が生まれるようになった一方で、著名人に成りすます行為も発生しています。また当初のプロフィールには公開制限ができなかったことから、実名などを記載すると登録者に公開されていまうことから、現在ではプロフィールの公開制限ができるように改善されています。


●ユーザー同士の争い
利用者が増えると参加者同士のトラブルも多くなっていきます。
特に、ユーザー同士のコメントなどをめぐる中傷行為は、mixi内だけにとどまらず、2ちゃんねるやネットニュースサイトに取り上げられるなど、社会問題化するケースも多くなっています。

また、日記のエントリを閲覧するだけでコメントを残さず立ち去る行為を「読み逃げ」と批判しる動きがあるとニュースサイトでとりあげられるといった騒動も起きています。

「mixi読み逃げ」ってダメなの? - ITmedia

さらのmixiには、同じ嗜好の人たちで形成されるコミュニティ機能があり、情報交流やブーム発祥などを生み出していますが、運用をめぐってコミュニティの乗っ取り問題なども発生するようになっていきます。

こうしたユーザー間のトラブルが増えるとともに、mixiでの更新や活動に嫌気をさすユーザーも増えるという現象「mixi疲れ」も増えていくことになります。


●犯罪告白:クローズ環境ゆえの甘えか
mixiは、招待制というクローズ的な環境が安全性を与える一方で、外部との一定の隔たりから違法性に対しての意識が薄れることがあるようです。

mixiで最近大きな問題として取り上げられることが多くなったのが犯罪告白です。
ブログなどでは犯罪予告が問題となっていましたが、招待制というクローズ環境からか、mixi上で違法ゲーム利用や詐欺行為、盗み行為などの犯罪行為を告白する人が増えており、それがネットニュースや掲示板などで社会問題として扱われるケースもあります。


■規約改正での騒動
前述のトラブルなどのほか、規約改正でユーザー間で起きたのが「mixi規約改定騒動」です。

mixiは3月に規約改正を発表しましたが、「ユーザーのmixi日記が投稿者に無断で書籍化されるのではないか」との解釈をめぐりユーザーの反発をまねきました。mixiでは、無断で書籍化はしないという説明を発表し、条項を規約に追加しています。
規約改正は、mixiのサーバ上でデータのミラーリングなどによるサービスの維持管理が著作物の複製にあたる可能性があるなど、免責化する必要があったと説明されています。


■オープン化での懸念
今回のmixiオープン化では、参加したいくても招待されないから参加できないという人も参加できるようになったメリットはありますが、デメリットを懸念する声もあります。

・複数アカウントの所有ユーザーが増える
・低年齢層の増加
・低年齢ユーザーが機能制限を嫌い年齢詐称して登録する可能性がある

こうした懸念に対して、mixiは登録時の携帯電話認証を継続することや青少年向けのサービス強化、ユーザーサポート体制を現在の100名から200名に強化するなどしていくとしています。

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