個々の会社別では、従業員の平均年間給与トップはアルフレッサHD。以下、メディセオ・パルタックHD、スズケン、フォレストHDなどと続く。バイタルネットとケーエスケーでは、平均年齢が高いケーエスケーの方がやや上回る。
鉄鋼関係の卸は、JFE商事898万円(平均年齢42・6才)、阪和興業879万円(37・4才)、岡谷鋼機865万円(40・8才)、住金物産836万円(41・0才)など。エネルギーの卸では、伊藤忠エネクス924万円(41・1才)、岩谷産業840万円(39・8才)。
食品関連では、菱食603万円(37・9才)、伊藤忠食品585万円(39・6才)、日本酒類販売568万円(41・33才)、加藤産業556万円(36・8才)、日本アクセス561万円(41・3才)などとなっている。
こうしてみると、医薬品卸は、鉄鋼やエネルギー関連の卸よりは給与水準が低く、食品卸とは同レベル、ないしは若干上といっていいだろう。いずれにしても、業界トップのアルフレッサの898万円(平均年齢46・9才)からいえば、医薬卸で年収1000万円に到達するまでには、かなりの勤続年数がいることだけは間違いない。
次に調剤薬局の経営やその従業員の給与を見ていこう。