県内は、6日夜から、7日朝にかけて、厳しい冷え込みとなり、7日朝の気温は、宮崎市など平野部でも、氷点下まで下がる見込みです。6日の宮崎県地方は、この冬一番の寒気が流れ込んだ影響で、冬型の気圧配置が強まりました。標高1200メートルのえびの高原では、日中の気温が、氷点下1度までしか上がらず、あたり一面、うっすらと雪に覆われ、樹氷も見られました。日中の最高気温は、五ヶ瀬町鞍岡で、1度2分、高千穂で、3度6分など、各地で、平年を、5度から10度近く下回り、今シーズン一番の冷え込みとなりました。県内は、6日夜から、7日朝にかけて、更に厳しい冷え込みとなり、7日朝の最低気温は、高千穂で、氷点下7度、平野部の宮崎市でも、氷点下2度と予想されています。現在、県内全域に、低温注意報が出されていて、農作物の被害や、路面や水道管の凍結などに注意が必要となっています。
週末の6日、県内では、学生たちが、地域に目を向けて様々な活動に取り組みました。宮崎大学医学部では、将来、医師になりたいという高校生たちに、現役の医学生が、学生生活などを紹介しました。参加したのは、県内15の高校の1年生と2年生約110人で、高校生が、医学部合格のための勉強法や、大学での講義内容などを質問すると、医学生たちが、やさしく答えていました。医師不足が深刻化する中、将来の医師確保にもつなげようと行われた特別講義でしたが、大学側も、県の担当者も、医師の責任の重さや、医療現場の現状を伝えて、懸命にアピール。将来、地域医療を支えてくれるかもしれない生徒たちに、大きな期待を寄せていました。
学生の視点で、地域の活性化を考えました。宮崎市の宮崎産業経営大学で6日に行われた「宮崎学生インターゼミナール」では、県内の6つの大学から、40の団体や個人が、教育や福祉、街づくりなど、様々な分野で、学生たちが、研究成果を発表しました。このうち、宮崎公立大学のネットワーク研究室の学生は、地域単位でホームページを作成し、災害時に、より細やかな避難情報を共有できるシステムを紹介していました。地域の活性化につながる様々なヒントに、詰め掛けた一般の市民も、感心した様子でした。
日南市の日南振徳商業高校に、6日、生徒たちの手づくりデパートが、お目見えし、盛況となっています。(生徒)「いらっしゃいませ!花はどうですか」「振徳商デパート」の看板で、毎年1日限りの店開き。生徒たちにとっては、仕入れから販売まで、授業で学んだことを実践し、地域と交流を深める機会となっています。日南市殿所にある学校には、クラスごとに、趣向を凝らした店が並び、野菜や海産物、それに、雑貨など、割安な商品に、朝から行列ができていました。生徒の一生懸命な売り込みに、訪れた人たちは、次々に、品を買い求めていました。また、校庭には、焼きイモや、クレープを売る店も登場し、人気を集めていました。
全国高校ラグビー大会の組合せ抽選が、6日、大阪市内で行われ、参加51校のキャプテンが、抽選に臨みました。抽選の結果、初出場となる県代表の日向は、大会2日目の12月28日に、石川代表の日本航空第二と対戦することが決まりました。(日向・児玉大輔キャプテン)「タックルで、相手にぶつかっていきたい、(目標は)優勝です」大会は、12月27日、東大阪市の近鉄花園ラグビー場で開幕します。
宮崎JCカップジュニアゴルフ選手権大会が宮崎市で開かれ、子供たちが、全国大会めざして熱戦を繰り広げました。この大会は、ゴルフを通して友好を深めてもらおうと、宮崎青年会議所が、毎年、開いているものです。宮崎市の青島ゴルフクラブを会場に、大会には、県内外の小中学生と高校生、約140人が出場。6日は、冷たい風の吹く、寒い一日となっていますが、参加者たちは、日頃の練習の成果を発揮し、部門別のナンバーワンを競っていました。中には、全国トップクラスの選手たちも出場していて、レベルの高い大会となっています。大会は、7日まで開かれ、各部門の優勝者は、来年8月に静岡で開かれる全国大会に出場できます。
今年10月、宮崎市で、民家の駐車場に停めてあった車を全焼させた男が、建造物等以外放火の疑いで、警察に逮捕されました。捕まったのは、宮崎市熊野の機械修理業、冨田千秋容疑者、58歳です。警察の調べによりますと、冨田容疑者は、今年10月、宮崎市希望ヶ丘の民家の駐車場に停めてあった軽乗用車に火をつけ、全焼させた疑いです。警察では、不審火の可能性もあるとみて、捜査していましたが、冨田容疑者が、「私がやりました」と、5日、宮崎南警察署に出頭してきたということです。その後の調べで、容疑が固まったため、警察は、6日、冨田容疑者を、建造物等以外放火の疑いで、逮捕しました。ところで、軽乗用車が全焼した同じ駐車場では、事件の1週間後にも、別の普通自動車と隣接する住宅が全焼する、不審火と見られる火事が起きていて、住人1人が、軽いけがを負っています。警察では、今回の放火事件の動機など、冨田容疑者を追及するとともに、別の不審火との関連性についても、慎重に調べを進めています。
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