佐賀県神埼市神埼町の九年庵(くねんあん)の紅葉が、見事に色づき始めた。今年はここ数年で一番の美しさといい、16日も多くの見物客でにぎわった。
九年庵は、明治期の佐賀出身の実業家、伊丹弥太郎の別荘と庭園。1900(明治33)年から9年間かけて庭園を築いたことにちなんで命名された。約6800平方メートルの庭園には約60種700本の木々が植えられ、約40種のコケが庭を覆う。
今年の公開は23日まで。初めて訪れたという福岡県筑前町の夫婦は「紅葉だけでなく、他にも見どころがありました」と満足そうだった。
公開は午前8時半~午後4時。高校生以上は1人300円の「美化協力費」が必要。問い合わせは0952・25・7135。【遠藤雅彦】
2008年11月17日