252/生存者あり : 第1回:兄弟の熱い絆を見せた主演・伊藤英明&内野聖陽 インタビュー

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252/生存者あり

劇場公開日 2008年12月6日
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252/生存者あり

大都市・東京を大津波や巨大台風が襲い、崩壊した地下鉄新橋駅に取り残された生存者たちと、彼らを助け出そうとするハイパーレスキュー隊。双方の奮闘を緊張感たっぷりに描き出す「252/生存者あり」が公開される。eiga.comでは、この日本映画史上最大級のスペクタクル映画のキャスト、監督にインタビューを敢行。3週連続でお届けする第1回は、主演で兄弟役を演じた伊藤英明と内野聖陽。

第2回:MINJIインタビューはこちら
第3回:水田伸生監督インタビューはこちら

第1回:伊藤英明&内野聖陽 インタビュー
「極限の中での人と人とのつながりを感じてほしい」(伊藤)
「大都市・東京での災害がもはや他人事ではない」(内野)

生還と救出、その双方のドラマを引っ張る伊藤と内野生還と救出、その双方のドラマを引っ張る伊藤と内野

伊藤が演じたのは、ある理由でハイパーレスキュー隊員を辞め、妻子と静かに暮らしていた祐司で、被災者たちをまとめあげ生還を果たそうとする。一方、内野が演じた祐司の兄・静馬は、現役のハイパーレスキュー隊隊長で、弟を救いたい気持ちと、隊長としての職務との板ばさみで苦悩する。兄弟の熱い絆を見せてくれた2人の素顔は?

――初共演でお互いの印象は?

身体を使うのは得意!伊藤英明身体を使うのは得意!
伊藤英明
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伊藤:「もっととっつきにくい方なのかなというイメージがあったんですが、気さくで面白い方で。初めて会ったとき、いきなり『弟よ!』って声をかけられて(笑)。それでかなり気分が高揚しました」

内野:「そうだっけ? すっかり忘れてた(笑)」

伊藤:「現場でもかなり引っ張っていてくれたので、結構助けられました」

内野:「伊藤くんはもっと生意気なのかと思っていたら……こんなにいい男なのに、すっごい、いいヤツ(笑)。こんなナイスガイはなかなかいないと思いました。あとはやたらと体を使いたがる(笑)。ハイパーレスキューの訓練でも、いの一番に行動してて。気持ちのいい男だなというのが一番の印象です」

――体を使うのは好きなんですか?

伊藤:「元ハイパーレスキュー隊員という役ですし、隊員がやっている訓練なんだからと思って頑張っていただけなんですけど(笑)。まあ、でも基本的に体を使うのは好きです。そう言う内野さんも、体柔らかいし、結構動いてましたよね。率先して『これはなんですか?』って質問したり」

内野:「隊長は肉体的にどうこうというより、むしろたたずまいや心構えのほうが大事かなと思って、どちらかといえばそういうことを質問してたんだ。隊長として普段、隊員たちをどう思っているかとか、災害現場で隊長は真っ先ににどんなことを考えるのかとか」

撮影前に訓練を徹底した内野聖陽撮影前に訓練を徹底した
内野聖陽
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――訓練でお互いにライバル心が芽生えたりはしませんでしたか?

内野:「それはなかったね(笑)」

伊藤:「ハイパーレスキュー隊員としてのディテールがしっかりしていないと、台本にない部分を肉付けできないので、頭や体で感じて叩き込んで……。自分のことで精一杯でした」

内野:「“ハイパーレスキュー”って、あまり一般に浸透してないでしょう。俺も全く同じで『普通のレスキューと何か違うの?』って思っていたら、ものすごい人たちなんだ。日々めまぐるしく進化しているあらゆる救助器材を、縦横無尽に操る。重機にしてもひとりで何種類も操っちゃう」

伊藤:「そのマニュアルが全部頭の中に入っていてね」

内野:「そう。向上心の塊な人たちで、寸暇を惜しんで訓練や勉強をしている。その中で隊長になる人なんていったら、もっとすごい。経験もあって、あらゆる状況に対するオプションが頭の中にある。そんな役を演じるので、とにかくちゃんと聞いておかねばと思ってやってました」

伊藤:「彼らの動きの中には無駄がひとつとしてない。そういうのって台本には描かれていないし、クローズアップはされないけど、キャラクターの背景として自然にできていないといけない。そこからなんですよ、お芝居が始まるのは」

内野:「機敏に的確に動いたりっていうのは、撮影現場では一朝一夕にはできないから、練習や訓練を何度も繰り返した上で現場に臨みました。だから現場ではわりと自由でした」

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ABOUT THE MOVIE

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  • 252/生存者あり
  • 大災害に見舞われた東京を舞台に人々の「生還」と「救出」を壮大なスケールで描く人間ドラマ。監督は「舞妓Haaaan!!!」の水田伸生、原作は「海猿」原案者の小森陽一。伊藤英明、内野聖陽、山田孝之ら豪華キャストが共演。都心で発生した直下型地震の数週間後、巨大台風が襲来し、雹(ひょう)や高潮などの異常気象で東京はパニックに陥る。新橋駅の地下に閉じ込められた人々を救出するべく、ハイパーレスキュー隊(東京消防庁消防救助機動部隊)が命懸けの救出に挑む。
  • 監督:
    水田伸生
    原作:
    小森陽一
    脚本:
    小森陽一、斉藤ひろし、水田伸生
    エグゼクティブ・プロデューサー:
    奥田誠二
    プロデューサー:
    佐藤貴博、下田淳行
    撮影:
    林淳一郎、さのてつろう
    音楽:
    岩代太郎
    美術:
    清水剛
    VFXスーパーバイザー:
    小田一生
    出演:
    伊藤英明、内野聖陽、山田孝之、香椎由宇、木村祐一、MINJI、山本太郎、桜井幸子、大森絢音、松田悟志、杉本哲太、西村雅彦、温水洋一、阿部サダヲ
    製作国:
    2008年日本映画
    配給:
    ワーナー・ブラザース映画
  • 12月6日より丸の内ルーブルほかにてロードショー
  • オフィシャルサイト

(C)2008「252」製作委員会

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