あらすじ.com 皆様からご提出いただいた課題あらすじ作品を
公開しています。

ここで使われた仮筋は「TYPE03」のみ。
わずか1パターンの仮筋を元に創り出された
驚くほど多彩なストーリーの数々をお楽しみ下さい。
「型」が生み出す無限の可能性がわかっていただけると思います。

ちなみに一番最初のエントリーは「MasoHさんの作品」(2006年3月1日)。初めて読まれる方は↑をクリックするか左の3月分過去ログよりスタートして下さい。

2006年03月01日

MasoHさんの作品

四季の精の守護を受ける村に住む主人公は、少年時代、興味本位で禁忌を犯した。
それが原因で「春の姫」を深く傷つけてしまった。
「春の姫」は「天の帳」に引きこもり、そのため村には春が来なくなってしまった。
主人公はそれを他人には言えず隠し通し、村人はそれを天変地異として受け入れた。

主人公は、他には替えがたい「太陽の石」を持っている。
冬が続く村を照らす魔法の宝石である。旅の賢者がその精製法を教えてくれたのだ。
時が過ぎ、初代石守は年をとったので世代交替することになった。
主人公は過去の悪事を悔い、自分が石守となることで贖罪しようと考えた。
ところが主人公が石守となったその夜、「太陽の石」が失われる大事件が起こる。
「太陽の石」を取り戻すために主人公は立ち上がる。
急がなければ、村は枯死してしまう!

主人公は自分を恨んでいるであろう「春の姫」が、引きこもる原因をつくった自分がその代用に触れることに我慢がならずに「太陽の石」を奪ったのだと思い込んで追い詰める。さまざまな障害が主人公の行く手を阻む。
ところが、追い詰めた「春の姫」は犯人ではなかったのだ!

そして、「夏の老人」が姿を現わす。
「夏の老人」は寿命を迎えようとしており、「太陽の石」を心臓と取り替えれば若返ることが出来る。そのため旅の賢者に扮して村人たちに精製させ、じゅうぶんな大きさになったところで奪ったのだ。
タイムリミットは容赦なく迫り、危地に陥る主人公。

その危機を脱するために、主人公は村人たちに協力を仰ぐことになる。
しかしその方法には主人公の自己犠牲が伴うため、村人たちは反対する。主人公は自分の過去の罪を告白する。
憤る村人たちをとりなしてくれたのは「春の姫」だった。

主人公は危地から脱出し、ついに「夏の老人」と対決する。
「夏の老人」は斃され、主人公が「夏の若者」となってその後を継ぎ、「春の姫」とともに天空を守ることになる。


posted by 鉄千代 at 09:45 | TrackBack(0) | あらすじ課題(TYPE03フラドラ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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