福島ヘッドコーチ更迭　成績不振根間コーチが代行

　プロバスケットボーールｂｊリーグの富山グラウジーズは二十七日、成績不振のため福島雅人ヘッドコーチ（３８）＝写真＝の更迭を発表した。二十二日の臨時取締役会で決定した。後任には、根間洋一アシスタントコーチ（２９）の名前が挙がっている。福島氏は発足から二年間チームを率いたが、三季目開幕直後で突然の解任となった。

　富山は一年目が８チーム中７位、二年目は７勝３７敗で東カンファレンス最下位。今季も十月の開幕からホーム５連敗を喫し、十試合を終え３勝７敗で最下位に低迷している。

　富山市内の球団事務所で会見した篠田豊行社長は「信頼してすべてを任せ、できる限りバックアップしてきたが、負けは負け。苦渋の選択」と更迭の理由を説明。黒田祐ゼネラルマネジャーは「富山のファンを失望させた。このままずるずるいく前に早く決断した」とし、「今後は選手補強を視野に、もう一度立て直してプレーオフ進出を目指す」と述べた。

　二十九、三十日の大分ヒートデビルズ戦は、根間アシスタントコーチが代行する。　（渡辺ゆり）