新生児集中治療室を6床増床 長崎大病院
文部科学省が五日発表した国立大病院の新生児集中治療室(NICU)増床計画で、長崎大医学部・歯学部付属病院(長崎市坂本一丁目)でも六床の設置が盛り込まれた。
ただ、同病院では六月の新病棟供用開始と同時にNICUを設置。現在、九床あり、既に患者を受け入れている。しかし、医師を常駐させたり、患者三人に対し看護師一人を二十四時間配置するなどNICUとして診療報酬が加算される基準は満たしていないという。
同病院総務課は「現段階では今後の予算配分など分からないこともあるので、何とも言えない」としている。
県医療政策課によると、県内でNICUの機能を持つのは同病院のほか国立病院機構長崎医療センター(大村市)や佐世保市立総合病院など五カ所、計七十二床。どの病院も受け入れに余裕がなく、県は長崎医療センターに十床増やすための施設改修費を盛り込んだ補正予算案を開会中の定例県議会に提案している。
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