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青ゴジラに!? 松井不振ならトーリ監督“欲しい”

トレード話出れば真っ先に名乗り

 WBC日本代表入りを辞退したヤンキース・松井秀喜外野手(34)。背水の陣で4年契約の最終年を迎えるが、北米大陸の反対側にいる恩師から、熱視線を浴びながらのシーズンになる。

 松井は現在、ニューヨークで、9月に手術した左ひざのリハビリを行っており、今月中旬に帰国する見通しだ。来年は契約の最終年。結果を残した上で、シーズン終了後に契約延長を勝ち取る構えだが、成績次第で立場は微妙になる。

 そんな松井に熱い視線を注いでいるのが、かつての恩師、ドジャースのジョー・トーリ監督(68)だ。

 1996年からヤンキース監督を12年間務めたトーリ監督。ポストシーズン進出確率は100%、ワールドシリーズ制覇4度の実績を残し、今年からドジャースへ移ってチームを率いている。昨年までヤンキースで自身の懐刀だったマッティングリーを打撃コーチとして置いているように、方針は不変。ドジャースを昨年のナ・リーグ西地区4位から一躍地区優勝へ押し上げた。

 さらに今オフは、トーリ政権下のヤンキースで通算8年働き、すべての年で2ケタ勝利を記録した愛弟子のペティットと交渉中。“西海岸版ヤンキース”の構築を狙っている。

 メジャー球団関係者は「トーリ監督は、ヤンキースからFAとなったペティットと交渉する傍らで、松井にも強い関心を示している。自分のやりたい野球を実現する上で必要、かつ気心の知れた“パーツ”とみているようだ」と話す。

 トーリ監督は、長打力を秘めながらも、状況によっては自分を犠牲にして進塁打を狙い、それでいて100打点以上を着実に稼ぐ、松井の献身的なスタイルに心酔。対照的に、表面上の数字で松井を大きく上回るソリアーノ(現カブス)、モンデシーらが走者のいる場面で淡泊な打撃を見せるとお冠で、実際にトーリ政権下で長くプレーすることはなかった。

 WBCを辞退した松井は来年2月中旬からのキャンプ、オープン戦を通じ、心おきなくメジャー開幕を目指して調整に集中することができる。それで存在感を示し、2010年以降もピンストライプを着続けることになれば良し。仮に不振が続くようなら、シーズン中からトレード話が再燃する可能性が高い。その場合、真っ先にトーリ監督率いるドジャースが名乗りを上げることになりそうだ。

 2003年にニューヨークに上陸したゴジラ。7年目にして大陸を横断することになるのか。かつて、広島・嶋の「赤コジラ」に対抗して、マスコミが中日・井上に「青ゴジラ」の愛称をつけかけたが、井上本人が安易なネーミングを嫌って立ち消えになったことがある。松井がドジャーブルーのユニホームを着るようなら、ホンモノの「青ゴジラ」の誕生となるが…。

ZAKZAK 2008/12/05

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