最期の刻・旅人たちの横顔

これが、約束の最期の峠越え〜新幹線戻りの間で出会った旅人たちの写真集です!さあ、あなたはどこにいるでしょう?

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155Mのサラリーマン普通列車にて。本人は仕事帰りだと言っていましたが、周辺の人たちと誘い合わせたように来ているところ、ただの帰り人ではなさそうです。早くも酒盛りモードに入っていて、私もビールをもらってしまいました(^_^;)

155Mの一団普通列車は碓氷峠にさしかかっています。この人たちと、最期の66.4パーミル(登坂ルートの最急勾配)の感触を味わおうと、床でジュースの缶を転がしていました。ちなみにこの一団は軽井沢に既に車を手配しているそうです。

軽井沢に集結した人たち軽井沢駅で普通列車を降りたところで、できる限り多くの人に写真に入ってもらいました。気合の入った格好もちらほら見受けられます。この後あさま37号が入線して、場内は大騒ぎに・・・

釜めしねーちゃん・その1あさま37号にて、釜めしを食べるねーちゃんとその隣にいらした方、赤の他人同士ですが、写真に協力してもらいました。この写真、結構はまっていると思いませんか?

釜めしねーちゃん・その2せっかくなので、釜めしとねーちゃんと私をアップで撮ってもらいました。既に私は酒盛りモードを再開していたりします(^_^;)旅にねーちゃんは付きものですよね?え、違うって?

取材陣ここにも通路側の方は新聞カメラマンだそうです。もう片方の方は旅人さんのようですが、こういう時って、すぐ話が始まるんですよね。だから旅人は止められません!

まったりしていますねぇで、こちらは旅人さんたちです。まったりするには早すぎませんか?でも計画的に指定券を準備してこそこうできるんですよね!

TPOという名のツアーだよ長野駅善光寺口にて。実はこの人たち、もっと大勢の方を巻き込んでのツアー客だったんです。ツアーと言っても、あさま37号に乗るツアーですが・・・世の中にはこういうものもあるんですねぇ。


ささやかに後書きを

10月1日夕方、仕事を終えた私は、1人で秋葉原のマクドナルドにいました。いつも通りダブルバーガーセットを買い、地下の客席へ。さっそく買ってきた新聞を読み直し始めました。
日経はやはり長野行新幹線による経済投資とその効果について長々と綴っています。朝日と信毎は旅人サイドでの記事になっていますが、うち地元紙である信毎は、新幹線開業関連の記事を別刷りで用意するほどの気合の入れようでした。
長野発最終「あさま38号」の話を読みました。上り最終列車は人の山の前にすぐには発車できなかったとか。軽井沢では最終普通列車に積み残しが出たために臨時列車を運転したとか。「(長野駅にて)最終列車が過ぎても涙を流してホームに立ち尽くす女性」・・・この一言が印象に残りました。一晩の旅をしみじみと思い出してみると、自分にも涙がこみ上げてきました。これからしなの鉄道はどうなるのか、碓氷峠の鉄路を廃止したことが何につながるのか・・・
今までの新幹線開業の中で、これほど大きな犠牲を払った開業があったでしょうか?今回、この廃止で私たちは大きなものを失った気がしてならないのです。私たちが峠にさしかかっていた頃に某テレビでは「とてつもない暴言」と言われるものが流れていたそうですが・・・今回「大きなものを失った」という思いを持ったのは決して地元の方々や鉄道ファンだけではないはずです。私たちはいつまでもいつまでも、この峠に鉄道を通したことを忘れることはできないでしょう。

多くの感動を、大きな力をありがとう、碓氷峠!いつか峠に鉄路の復活する日が来ることを願いつつ・・・