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2008年12月 2日 (火)

若いふたりの魅力爆発!! 『GOTHゴス』舞台挨拶付き完成披露試写会

映画はやっぱり美男美女を見てなんぼ!! 本郷奏多、高梨臨の迫真の演技が光るダークな青春映画

『GOTH』舞台挨拶付き完成披露試写会

日時:2008年12月1日
場所:スペースFS汐留
登壇者:本郷奏多、高梨臨、高橋玄(監督)、大橋孝史(プロデューサー)

ミステリー作家、乙一のベストセラーが待望の映画化! 人間の残酷な面に異常なほどの興味を抱くふたりの高校生が、互いの心の闇に触れ惹かれ合っていくという衝撃の話題作『GOTHゴス』の舞台挨拶付き完成披露試写会が、主要キャストとスタッフの登壇により12月1日に行われた。多くのファンに支持されながらも、その残酷描写や文学的トリックの構成から実写映像化が不可能とされていた本作を見事に映像化したプロデューサーの大橋。彼が「(映像化の)一番の決め手は役者だった!」と語るように、若手実力派俳優の本郷奏多と難関のオーディションを潜り抜けた新星・高梨臨が、人間の死と死体の魅力に取り付かれた猟奇趣味をもつ高校生という難しい役柄を見事に演じきっている。「役作りのために、死体の写真がたくさん載ってる本をよく見ていた」というふたりの、真に迫る演技は圧巻。また「ただの残酷物語ではなく、少年少女の青春の裏側にあるすごく繊細な部分が綺麗な映像で表現されている」と監督が語るように、その独特な世界観も見どころのひとつとなっている。

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ご挨拶をお願いします。

『GOTHゴス』舞台挨拶付き完成披露試写会本郷奏多(以下、本郷):本日は、お集りいただきありがとうございます。すごく綺麗な映画に仕上がっていますので、是非最後まで楽しんでいって下さい。宜しくお願いします。

高梨臨(以下、高梨):今日は、お集まりいただきありがとうございます。森野夜役をやらせていただいた、高梨臨です。皆さん楽しんでいって下さい。

『GOTHゴス』舞台挨拶付き完成披露試写会高橋玄(監督)(以下、高橋):貴重な日にお越しいただき、ありがとうございます。若いふたりの魅力が爆発している映画で、青春映画のつもりで撮りました。宜しくお願いします。

大橋孝史(プロデューサー)(以下、大橋):本日は、お忙しい中お越しいただきありがとうございます。ポスターを見ていただければ分かる通り、この映画は、ずっとこのふたりの姿を描いた映画です。是非その辺を楽しんで観て下さい。宜しくお願いします。

制作不可能と言われていた本作が制作されるに至った経緯は?

大橋:原作自体は随分前の作品なのですが、映画業界の中で映画化されそうでされないという状況を何度か繰り返していて、映像化がすごく難しい作品だったと思います。私が制作する上で一番の決め手は役者でした。本郷さんはすでに活躍されていたので、すぐにキャスティングが決まったのですが、森野夜役のキャスティングがうまくいかずに、何度も何度もオーディションしました。その中で高梨さんが見つかった時に、「これでやっと撮影に入れる」と思いました。その中で、監督がこの世界観を見事に映像化しているので、観ていただければ納得できる作品になっていると思います。

観客の皆様にこれから本作を観ていただきますが、今の心境はいかがですか?

本郷:去年の夏に撮影をして、一年半くらい経ってやっと皆さんに観ていただけるので、とても嬉しいです。この作品のテーマはすごく重いけれども、映像がとても綺麗です。劇場公開したら、周りに宣伝して何度も観に来て下さい。宜しくお願いします。

高梨:ストーリーは原作に沿って作られているのですが、原作とは少し違った視点から描かれていると私は感じました。原作ファンの皆さんや、原作をまだ知らない方たちが、観てどのような印象を受けるのかがすごく楽しみです。

大作の出演が相次ぐ本郷さん、本作で主演を務めることにプレッシャーを感じましたか?

本郷:そうですね、僕自身も人を殺したことがないし、“GOTH”の世界もあまりよく分からないですから、そういう意味では“難しいかな”っていうプレッシャーはありました。でも、何度もリハーサルをしたし、監督とたくさんお話することができたので、撮影に入る前にはもうプレッシャーはありませんでした。

役作りはしましたか?

本郷:監督に薦められた映画を観たり、死体の写真がたくさん載ってる本をよく見たりしました。もちろん原作も読みましたし、できる限りのことをしました。

本作が映画初出演の高梨さん、撮影時に困ったことや驚いたことはありましたか?

高梨:クランクインしたのが一年半ぐらい前で、演技もほぼ初めてだったので、最初は分からないことだらけだったのですが、クランクインの一ヶ月前くらいからずっと監督にリハーサルをしていただいて、不安要素を取り除いていただいたので、クランクインしてからはスムーズに演じることができました。

森野夜という役柄に共感できる部分はありましたか?

高梨:彼女も普通の女の子なのかなって感じられる一面もあったりして、共感はできないですけど、理解はできました。

本郷さんと高梨さん、共演をされてお互いの印象はいかがですか?

『GOTHゴス』舞台挨拶付き完成披露試写会

本郷:僕はすごく人見知りで、初めての人には自分からはなかなか喋りかけられないのですが、高梨さんから話しかけてくれて、撮影中も仲良くできたし、楽しく撮影できました。

高梨:(本郷さんは)最初はクールなイメージがありました。私は撮影が初めてだったので分からないことも多々あったのですが、さりげなく教えてくれたりして、優しい方なんだなぁと思いました。

監督は、おふたりとお仕事をされていかがでしたか?

高橋:ふたりは、自分の子供よりも年が下ですからね。そういう若い人と映画を撮るなんてことはこれが初めてで、しかも撮影が夏休み中でしたから、夏休みの課題を一緒にやっているような感じで、学校の先生になったような気分でした。

撮影時のこだわりはありましたか?

高橋:これは全編を通して、特殊な“銀残し”という現像手法をとっています。全体的に少しダークな世界になる現像手法で、実際これは日本人が発明した日本生まれの技術で、世界中で流行って逆輸入された手法です。普通は、青春の物語というのは明るく、鮮やかな映像で撮るものなのでしょうが、この映画の場合は、青春期の人ほどすごく敏感に感じて暮らしている青春の裏側にある“暗黒”の部分を綺麗に表現したかった。ただの残酷物語ではなく、少年少女の青春の裏側にあるすごく繊細な部分を表現できたらいいなと思いました。

本作の見どころを一言でお願いします。

本郷:映像がとて綺麗です。美術品を見るようなイメージで、本作の世界観を見て欲しいと思います。良い作品だと思ったら、何度も劇場へ足を運んで下さい。

高梨:この作品は、特殊な“GOTH”という世界観をとても綺麗な映像で楽しめる映画になっています。ストーリーもしっかりしていて、一度観てストーリーを知った後でもう一度観ると、また違った楽しみ方ができる映画になっていますので、劇場に何度も足を運んでいただけたら嬉しいです。

『GOTHゴス』舞台挨拶付き完成披露試写会大橋:“青春”とか“映像が綺麗”だと表現されているので、一見軽い内容の映画に感じられるかもしれませんが、とても重厚な作品に仕上がっているので、是非楽しみに観ていって下さい。宜しくお願いします。

高橋:熱狂的な支持を得ている乙一さんの小説が原作で、当然ながらスタッフ一同も真剣に撮影に取り組みました。それからなんといっても映画の顔は役者です。本郷君も高梨さんも新人ですけれども、圧倒的に将来が楽しみなふたりで、本作はこのふたりでなければ成立しなかった映画です。“映画はやっぱり美男美女を見てなんぼ!!”ですので、その辺も楽しんで下さい。


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『GOTHゴス』
配給:ジョリー・ロジャー
公開:2009年12月20日
劇場・映画館情報:渋谷シアターTSUTAYAほか全国にて順次ロードショー
公式HP:http://www.goth-movie.jp/

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